エアコン購入費、多摩市が10万円上限に低所得世帯へ補助

2025年4月18日(金)7時16分 読売新聞

家庭用のエアコン売り場(昨年7月)

 東京都多摩市は16日、気候変動による酷暑対策として、市内の低所得世帯を対象にエアコン購入費の助成事業を行うと発表した。6月末までに受け付けを始める。

 市福祉総務課によると、対象は、2024年度の住民税非課税世帯や、生活保護受給世帯(一部除く)などで、新品のエアコンを購入した場合、上限10万円(配送費、設置工事費も含む)を助成する。市では、約300世帯の利用を見込んでいる。

 エアコンが〈1〉自宅にない〈2〉経年劣化で故障して使用できない〈3〉製造から15年以上経過している——のいずれかに当たるのが条件。6月中旬以降に、対象と見込まれる世帯に対し、事業の実施を知らせるはがきを送付し、同月末までには、市職員による訪問調査(現場確認)の受け付けを開始する。訪問調査前にエアコンを購入した場合は、助成の対象外となる。

 助成金の支給は、購入者が支払い後、市に費用を申請するか、エアコンを取り扱う協力事業者に市が費用を振り込む方式を想定し、5月には協力事業者を募集するための説明会も開催するという。

 同課の担当者は「熱中症による健康被害を防ぐためにも、ぜひ利用してほしい」としている。訪問調査の申し込み締め切りは9月中旬、助成金の請求締め切りは11月末を予定している。

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