猿橋賞に上川内あづさ・名古屋大教授、ショウジョウバエで音と重力を感じる仕組み解明

2025年4月22日(火)13時38分 読売新聞

受賞決定を受けて記者会見する上川内あづさ・名古屋大教授(21日、東京都千代田区で)

 自然科学分野で優れた成果を上げた女性科学者に贈られる「猿橋賞」の今年の受賞者に、昆虫の聴覚の仕組みを研究する上川内かみこうちあづさ・名古屋大教授(50)(神経科学)が選ばれた。同賞を主催する一般財団法人「女性科学者に明るい未来をの会」が21日、発表した。

 上川内教授は、ショウジョウバエが触角で音と重力を感知して脳に伝える仕組みを明らかにし、人間の聴覚との類似性を指摘した。また、複数種あるショウジョウバエの一部は、求愛行動で出す羽音を学習することで種ごとに違う音を聞き分け、別種との交尾を避けていることも突き止めた。

 同日、受賞決定を受けて記者会見した上川内教授は「歴史ある賞をいただけて大変名誉だ」と喜んだ。

ヨミドクター 中学受験サポート 読売新聞購読ボタン 読売新聞

「教授」をもっと詳しく

「教授」のニュース

「教授」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ