東京都交通局の主事、他の鉄道会社で電車の発車を7回妨害「乗客対応の不備が改善されずイライラ」
2025年4月24日(木)16時54分 読売新聞
東京都交通局は23日、電車の扉を閉める操作を妨害する迷惑行為を繰り返したとして、男性主事(29)を停職5日の懲戒処分にしたと発表した。
発表によると、主事は昨年8月〜今年3月、電車に客として乗車中、停車時に開いた扉を足で押さえつけて閉まらないようにし、発車を遅らせた。駅員が主事の行為に気付き、発覚した。
都交通局は都営地下鉄などを運行している。主事は同局の調査に、都内のほかの鉄道会社でこうした行為を計7回行ったことを認め、「乗客対応の不備を指摘したのに改善されず、いらいらした」と話したという。
また同局は、昨年4月と今年3月に、乗務前の呼気検査で基準値を超えるアルコール分が検出され、乗務禁止措置を受けた都営バスの男性運転手(56)を停職18日とした。同局は、運転手の乗務前日の飲酒を禁じている。