東北道逆走、黒磯板室IC出て1分以内に高速入り直しか…監視カメラに酷似した車

2025年4月30日(水)1時2分 読売新聞

事故現場を調べる警察官ら(27日午前1時14分、栃木県那須塩原市で)

 栃木県那須塩原市の東北自動車道上り線で26日夜に発生した逆走多重事故で、逆走車両と色や形が酷似した車が黒磯板室インターチェンジ(IC)の料金所を出た後、1分もたたずに再び高速道路に入る様子が監視カメラに映っていたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。

 事故は26日午後10時頃、宇都宮市峰町、無職前原勇太さん(42)の乗用車が同ICから上り線を福島県方面に約500メートル逆走した場所で、乗用車と接触して起きた。さらに2・7キロ進んだ先で岩手県北上市、会社員平岡勝利さん(56)の乗用車と正面衝突し、前原さんと平岡さんは死亡した。

 捜査関係者によると、同IC料金所の監視カメラには26日午後9時55分頃、前原さんが運転するとみられる小型乗用車が、料金所を一度出た直後に再び料金所に入る様子が映っていたという。

 県警は、この車が東北道下り線を宇都宮市方面から走行して同ICを出た後、何らかの理由でUターンして高速道路に入り直し、上り線を逆走して事故を起こしたとみて、移動経路などの確認作業を進めている。

 前原さんが乗っていた車は修理業者から貸し出された代車だった。

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