群馬・神流町で水道水が原因の食中毒…町民14人が下痢などの症状、カンピロバクター検出
2025年4月29日(火)21時22分 読売新聞
群馬県は29日、
発表によると、症状が出たのは11日以降で、14〜19日に同じ医療機関を複数の患者が受診した。保健所の調査の結果、患者の共通の飲食物は町の「相原配水池」から供給される水道水のみと判明。町が検査したところ、細菌数が水道法の定める基準を上回り、大腸菌も検出された。
原因は浄水処理していない水の混入とみられる。配水池の水を排出して22日に消毒した際、浄水処理した水が流入する配管とは別の配管からも水が流入していたことが確認され、町はこの配管を塞いだ。その後、細菌数などは基準値に収まったという。
配水池から水道水の供給を受けるのは25世帯で、町は水道水を飲まないよう呼びかけている。今後、カンピロバクターの検査を行い、飲用の可否を判断する。