韓国語がどんどん得意になる人はやっている! ひとりでできる勉強法とは?
2025年5月3日(土)6時10分 ダイヤモンドオンライン
韓国語がどんどん得意になる人はやっている! ひとりでできる勉強法とは?
「今年こそ韓国語を覚えて話せるようになりたい」「韓国ドラマを字幕なしで楽しみたい」と、韓国語の習得を目指している人もいるかもしれない。そんな人におすすめなのが、『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている一冊。今回は著者のハングルノート加藤氏に「韓国語がどんどん身につくおすすめの勉強法」を聞いた。
Photo: Adobe Stock
ひとりでできる! 効率的な韓国語の勉強法を紹介
韓国語、勉強したいなぁと思っても、忙しくて勉強時間がなかなか取れない……。韓国語の勉強を始めたものの、思うように上達を実感できない……。
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
実は私も、韓国語を学び始めてから最初の7年間は、仕事の忙しさを言い訳にほとんど話せるようにならず、成長も感じられないままでした。
それでも今では、韓国の方と自然に日常会話ができるようになっています。
今回は、そんな私が実践して効果を感じた、「単語や文法をひたすら覚える」よりも効率的な、ひとりでできる学習法をご紹介します。
書くだけじゃ話せるようにならない? 韓国語は「耳と口」で覚えるべき理由
韓国語を学び始めると、まず「韓国語の文字(ハングル)を書いて覚える」ことから始める方が多いと思います。単語や文法をノートにまとめるのは、とても大切なステップです。
でも、それだけでは話せるようにならないんですよね。
実際、韓国語能力試験(TOPIK)で高得点を取ったとしても、会話となると苦手……という人も少なくありません。
「試験に合格する勉強」と「韓国語で会話ができるようになる勉強」は、まったく別物なのです。
発音ができれば、書けるようにもなる
韓国語で会話ができるようになるには、相手の言葉を聞き取る「リスニング力」と、自分の思いを伝える「スピーキング力」が不可欠です。
そのどちらも鍛えられるのが「音読」です。
ハングルは「表音文字」と呼ばれ、音と文字が密接に結びついている言語です。つまり、発音できるようになると、自然と文字も理解しやすくなるのです。私も試験中、ブツブツとつぶやきながら問題を解いていたことがあります(笑)。
口の形や鼻の使い方を通して、音と文字がリンクする感覚が養われていきました。
韓国語を伸ばしたいなら「音読」は外せない
「音読」は、韓国語が伸び悩んでいる人ほど、ぜひ取り入れてほしい学習法です。
とくにおすすめなのは「シャドーイング」。
音を聞いたあとに続けて発音する方法です。
最初は聞き取れない音も多いですが、10回以上繰り返してみてください。すると徐々に耳が慣れ、言えなかった音が口から自然に出てくるようになります。
そして、1週間ほど時間を空けて、同じフレーズを再び音読してみましょう。スムーズに読めるようになっていれば、確実に成長しています。
最終的には、音も文字も見ずに暗記して音読できるまで練習
音を聞いてマネする以外にも、さまざまな音読のバリエーションがあります。
・音を聞かずに、文字だけを見て音読・音も文字も見ずに、暗記して音読
どれも韓国で語学留学生が取り入れている正式なトレーニング方法です。
私も学生時代、授業中に何度も音読し、会話文を丸暗記して先生の前で発表するという課題に取り組みました。かなりハードでしたが、そのおかげで自然と会話力がついたと実感しています。
「できるようになるまで、何度でも」音読があなたの韓国語を変える
音読の練習は、正直ラクではありません。聞いて、声に出して、また繰り返して——。
1回や2回じゃ効果は出ないし、最初はただの記憶ゲームのように感じるかもしれません。
でも、だからこそ効くんです。伸び悩んでいる方、覚えたつもりでも使えないという方、ぜひ「音読」を学習に取り入れてみてください。コツコツ続ければ、確実に韓国語との距離が近づいていきますよ。
『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』は、知識ゼロから楽しく韓国語を身につける方法をたくさん紹介しています。