ウーバー配達員のアカウント停止は「労働者で言えば解雇」…会社側が「システム誤検知」認め和解

2025年5月19日(月)19時57分 読売新聞

 宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の稼働に必要なアカウントを停止され、運営会社を相手取った訴訟を起こして和解が成立した男性配達員の代理人弁護士らが19日、記者会見し、「アカウント停止は労働者でいえば解雇。配達員の生活を突然壊すもので、一方的な停止は許されない」と訴えた。

 会見では、「アカウント停止は収入源の喪失となり、生活を直撃する」との男性のコメントも読み上げられた。また、ウーバー配達員でつくる労働組合の渡辺雅史・執行委員長は「(システムの)バグで仕事を失うことがあるのは大きな問題だ」と強調した。組合によると、アカウントを停止された配達員からの相談が後を絶たないという。

 男性は2022年8月、アカウントを突然停止され、同年11月の復旧まで働けなかった。停止期間中に働いていれば得られたはずの逸失利益の支払いを同社に求めて提訴。同社は停止理由を「システムの誤検知」と認め、先月、解決金を支払うことで男性と和解した。

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