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和歌山のパンダ、「屋外」最後の日…ファン「目に焼き付けた」「同じ空気が吸え最高」

2025年5月25日（日）18時4分　読売新聞

返還前最後の屋外展示となり、多くの人に見守られるジャイアントパンダの良浜（左）と彩浜（２５日午前、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで）＝飯島啓太撮影

　中国に６月２８日に返還される和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダ全４頭は２５日、屋外で公開される最後の日を迎えた。健康状態を確認する隔離検疫期間に入るためで、２６日からは屋内でガラス越しの展示となる。

　４頭は、アドベンチャーワールドで初めて生まれた「良浜（ラウヒン）」（メス２４歳）と、いずれも良浜が産んだメスの「結浜（ユイヒン）」（８歳）、「彩浜（サイヒン）」（６歳）、「楓浜（フウヒン）」（４歳）。

　２５日は開園前から多くの人が並び、通常より１時間早い午前９時に開園。パンダの飼育施設前には全国からファンが駆けつけ、写真を撮影するなどし、別れを惜しんだ。

　北海道北広島市から訪れた会社員男性（４４）は「パンダと同じ空気が吸えて最高です」と喜んだ。神奈川県相模原市の会社員女性（３０）は２日連続で見に来たといい、「目に焼き付けた。家族を失うような気持ちです」と話した。

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