台風7号北上中 15日~16日に本州直撃か お盆休み後半は荒天 交通機関へ影響も

2023年8月11日(金)16時25分 tenki.jp

非常に強い台風7号が、きょう11日は小笠原諸島に接近。15日から16日頃は、強い勢力のまま本州を直撃するおそれ。お盆休み後半は、東日本や西日本を中心に大荒れの天気。交通機関へ影響する可能性も。

非常に強い台風7号の進路

非常に強い台風7号は、きょう11日午後3時現在、父島の東北東約80キロをゆっくりとした速さで北に進んでいます。
台風は発達しながら北上し、きょう11日夕方にかけて小笠原諸島に最も近づく見込みです。
台風はそのあとも日本の南を北上し続け、15日から16日頃にかけて強い勢力のままで、東日本から西日本に接近または上陸するおそれがあります。

海から影響が始まる

台風の影響は海から始まります。
すでに台風7号が接近している小笠原諸島ではあす12日にかけて、うねりを伴って猛烈なしけになるでしょう。
関東や東海でもあす12日は次第にしけになり、あさって13日は、うねりを伴って大しけになりそうです。
台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれるおそれがありますので、とても危険です。
また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。
海でのレジャーはとても危険です。早めに計画を見直し、予定を立て直すことも考えた方が良さそうです。

お盆後半 大荒れの天気のおそれ

あす12日は晴れる所が多いですが、東北の太平洋側や関東は湿った空気の影響で、雨の降る時間があるでしょう。
13日は、東海や近畿も次第に雨が降りそうです。
14日頃からは東日本や西日本を中心に、台風の接近に伴って雨や風が強まり、荒れの天気になるでしょう。台風周辺の雨雲がかかり、断続的に激しい雨が降ることもありそうです。
15日から暴風が吹き荒れ、大荒れの天気になるおそれがあります。台風本体の雨雲がかかり、警報級の大雨なる可能性もあります。
暴風、うねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、高潮に注意や警戒してください。
お盆休みで旅行やUターンなど移動が多い時期です。新幹線や在来線、道路や空の便にも影響が出る可能性がありますので、最新の交通情報をこまめにご確認ください。
台風の進路次第で、荒天となる地域や期間が変わる可能性があります。最新の台風情報にご注意ください。

台風が接近する前の備え

台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

台風が接近したら

台風は、中心が近づくにつれて暴風をもたらし、さらに台風のスピードが遅いと、暴風が長い時間続く場合があります。また、台風の中心から離れていても、大気の状態が不安定になり、竜巻などの突風が吹くこともあります。暴風や突風によって、建物に様々な物が飛んでくることもありますので、室内でも十分な注意が必要です。
具体的には、台風が近づいている時には、屋内でもできるだけ窓から離れましょう。なるべく家の中心部に近い所で、窓のない部屋に避難してください。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引き、雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。風が強くなってからの屋外での作業は、暴風によって転倒する恐れがありますので、絶対にやめてください。

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