24時間以内に新たな台風発生か 発生すると台風14号 今後の進路に注意

2021年9月6日(月)23時0分 ウェザーニュース

2021/09/06 22:58 ウェザーニュース

9月6日(月)21時現在、フィリピンの東で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。
発達しながら太平洋高気圧の縁を周るように北上し、暴風域を伴って沖縄に接近するおそれがあります。また、その先で転向して本州方面に向かう可能性もあるため、今後の情報に注意してください。
▼熱帯低気圧 9月6日(月)21時
 存在地域   フィリピンの東
 移動     北西 15 km/h
 中心気圧   1004 hPa
 最大風速   15 m/s
 最大瞬間風速 23 m/s

暴風域を伴って沖縄に接近のおそれ

世界各国の気象シミュレーションモデル比較

気象庁の予報では、この熱帯低気圧は5日先の11日(土)21時には沖縄の南にあって、中心気圧は985hPa、中心付近の最大風速は30m/sで、暴風域を伴った台風に発達しているものと予想されています。
この熱帯低気圧は、太平洋高気圧の勢力やフィリピン付近で発生した台風13号との作用で、進路の予想が難しくなっています。
世界各国の気象シミュレーションモデルを比較すると、この熱帯低気圧は週末にかけて沖縄方面に近づく予測が多くなっています。その後の予測はさらに不確実性が高いものの、転向して東シナ海を進み、九州や本州などに近づく可能性も否定できない状況です。
まだ予報の不確実性が高いため、今後の最新情報に注意してください。

次に台風ができると「台風14号」

平年の台風発生数

もし次に台風が発生すると、9月に入ってから2個目で「台風14号」と呼ばれることになります。
9月は徐々に太平洋高気圧の勢力が弱まることで、台風が発生したときの進路が日本列島にかかりやすくなります。統計では、1年の中で台風の発生が最も多いのは8月ですが、日本への上陸が最も多いのは9月となっています。秋の台風は油断がで来ませんので、しっかり台風への備えを行うようにしてください。

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