【令和３年 台風第１６号に関する情報】令和3年9月28日17時00分 気象庁発表

令和3年 台風第16号に関する情報 第21号
令和3年9月28日17時00分 気象庁発表

台風第１６号の影響により、２９日から１０月２日頃にかけて、南西諸島、小笠原諸島、西日本から北日本の太平洋側では、うねりを伴って大しけとなる所があるでしょう。高波に警戒してください。１０月１日頃は台風がかなり接近する伊豆諸島を中心に大荒れとなるおそれがあります。

［台風の現況と予想］
　大型で非常に強い台風第１６号は、２８日１５時には日本の南にあって、１時間におよそ１０キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は９３５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は５０メートル、最大瞬間風速は７０メートルで、中心から半径１８５キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　台風は２９日にかけて日本の南を北上し、３０日以降は次第に進路を北東へ変えて、１０月１日頃には非常に強い勢力で伊豆諸島にかなり接近するおそれがあります。その後、台風は日本の東を北東へ進み、３日までに温帯低気圧に変わるでしょう。

［防災事項］
＜高波＞
　台風の北上に伴って、南西諸島では２９日から３０日にかけて、小笠原諸島では３０日から１０月１日頃にかけて、うねりを伴って大しけとなる所があるでしょう。また、西日本から北日本の太平洋側では３０日から１０月２日頃にかけて、うねりを伴って大しけとなる所がある見込みです。
　２９日に予想される波の高さは、
　　沖縄地方　　　　　　　　　７メートル
　　奄美地方　　　　　　　　　６メートル
　３０日に予想される波の高さは、
　　伊豆諸島、小笠原諸島　　　８メートル
　　沖縄地方　　　　　　　　　７メートル
　　奄美地方、四国地方、近畿地方、東海地方　６メートル　　
　です。
　高波に警戒してください。

＜暴風＞
　台風がかなり接近する伊豆諸島や関東地方沿岸では、１０月１日頃に暴風となる所がある見込みです。暴風に警戒してください。台風の進路等によっては、その他の東日本太平洋側、北日本太平洋側でも暴風となるおそれがあります。

＜大雨＞
　台風の接近により、１０月１日頃は東日本太平洋側と北日本太平洋側で大雨となるおそれがあります。
　土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。