【週刊地震情報】インドネシアでM7.5 多数の死者も

2018年9月30日(日)10時55分 ウェザーニュース


2018/09/30 10:54 ウェザーニュース

日本域の最近一週間の地震回数は先週よりもやや少なくなりました。ただ、震度3以上の地震も4回減少傾向です。
一方でインドネシアでは大地震が発生し、多数の死者が報告されています。(9月24日〜29日の集計)

北海道胆振地方で震度3が2回

北海道胆振東部地震の余震活動は継続しています。この1週間では24日と29日に震度3が発生しました。体に感じる地震は1日に1〜2回程度の状況が続き、あまり変化は見られません。震度4を超える余震は9月17日を最後に発生していませんので、過度の心配はしなくても良いと考えられます。

インドネシアでM7.5 多数の死者

アメリカ地質調査所の地震マップ

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上は2回発生しています。28日19時過ぎにインドネシアのスラウェシ島付近でM7.5の地震が発生しました。この地震で津波が発生し、島の主要都市であるパルなどで大きな被害をもたらし、インドネシア当局は29日に384人が亡くなったと発表しています。

インドネシア・スラウェシ島で倒壊した建物

この地震は震央が陸域で、横ずれ型のメカニズムだったこともあり、当初は大きな津波はないと見られていました。その後の余震分布を見ると震源域は海底まで広がっているものの、津波発生のメカニズムに関してははっきりしません。当局は海底地すべりの可能性も示唆しています。
地質調査所によると、スラウェシ島では今回の震源のやや北で1968年にM7.4の地震があり、この時も8〜10mの津波が発生したとされています。


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