台風18号 沖縄は12日(火)にかけて影響続く 10月上旬に台風発生3個 今後は

2021年10月11日(月)10時47分 tenki.jp

超大型の台風18号の影響で、沖縄では12日(火)にかけて、高波や強風に警戒・注意が必要です。10月上旬は、台風が3個発生しました。新たな熱帯低気圧や台風が発生する可能性は?

超大型の台風18号 沖縄は高波・強風 12日(火)にかけて警戒・注意

台風18号は、11日(月)午前9時、フィリピンの東を西へ時速20kmで進んでいます。中心気圧は980hPaです。台風18号は、今後、バシー海峡を通り、12日(火)には南シナ海に進む見込みです。台風18号は、強風域の半径が、800km以上の超大型です。
沖縄では、12日(火)にかけて影響が続くでしょう。先島諸島では、うねりを伴う高波に警戒を続けてください。沖縄本島地方と大東島地方では十分な注意が必要です。予想される波の高さは、いずれも、うねりを伴って、11日(月)は、先島諸島7メートル、沖縄本島地方5メートル、大東島地方5メートルです。12日(火)は、先島諸島7メートル、沖縄本島地方5メートル、大東島地方4メートルです。
沖縄は、東よりの風が強まっています。ご注意ください。先島諸島では、12日(火)にかけても、強風に注意が必要です。予想される最大風速(最大瞬間風速)は、11日(月)は、先島諸島18メートル(30メートル)、沖縄本島地方と大東島地方15メートル(25メートル)です。12日(火)は、先島諸島18メートル(30メートル)です。
沖縄では、12日(火)にかけて、台風外側の雨雲がかかるでしょう。雷雨になることもある見込みです。

台風19号 南鳥島近海を次第に北上へ 本州などへの直接的な影響なし

台風19号は、11日(月)午前9時、南鳥島近海を西北西へ時速15kmで進んでいます。中心気圧は1000hPaです。今後も、南鳥島近海を西よりに進み、15日(金)には、進路を北よりにとるでしょう。16日(土)までに、南鳥島近海で、熱帯低気圧に変わる見込みです。本州などへの直接的な影響はないでしょう。

10月上旬に台風の発生3個 今後ピークは過ぎるのか?

10月に入ってから、南の海上は対流活動が活発になり、8日に台風17号が南シナ海で、同日8日に台風18号がフィリピンの東で、10日に台風19号がウェーク島近海で、立て続けに3個の台風が発生しました。10月の平年の台風発生数は3.4個で、今年は10月上旬に、この値に近くなりました。
台風シーズンは、ピークを過ぎる頃ではありますが、今のところの資料では、南の海上の対流活動は、14日(木)頃にかけて活発で、フィリピン付近では来週いっぱいくらいまで、やや活発でしょう。今後も、南の海上で、反時計回りの風の流れが生じると、熱帯低気圧や台風が発生することがあるかもしれません。

ちなみに、台風上陸のデータが残る1951年以降で、最も遅い日本上陸の台風は、1990年の台風28号です。南の海上で発生してから、およそ1週間後の11月30日に、和歌山県白浜町の南に上陸しました。

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