EV世界最高峰レースのフォーミュラEで「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム」が初の表彰台

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　ヤマハ発動機株式会社が電動パワートレイン（動力ユニット）を供給したレーシングチーム「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム」は、4月12日（土）に米国・マイアミで行われたABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11第5戦で、ルーカス・ディ・グラッシ選手が2位となり、初の表彰台を飾りました。

　当社は、フォーミュラEのレーシングチームに車体を供給する英国の老舗レーシングカー開発会社「Lola Cars Ltd（以下ローラ）」と、2024年3月にテクニカルパートナーシップ契約を結びました。現在のシーズン11から、当社とローラが協力して開発した電動パワートレイン（動力ユニット）を搭載したマシンで、ドイツのレーシングチーム、ABT（アプト）と共に「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム」として参戦しています。

　第5戦では、予選で好タイムを記録したディ・グラッシ選手が7番グリッドから出走。効果的なレース戦略と巧みなエネルギー・マネジメントにより、5位でゴールしました。その後、他チームへのペナルティなどにより、ディ・グラッシ選手は最終的に2位に浮上し、「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム」にとって初となるポイント（18）をもたらしました。
　

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　「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム」は、今シーズンがフォーミュラE初挑戦。経験と実力を兼ね備えるライバルチームの壁は厚かったものの、当社はローラ、ABTのメンバーとレースごとに開発と改善を重ね、着実に成長してきました。

　その成果となる表彰台に上ったディ・グラッシ選手は、「チームにとって素晴らしい週末でした。パフォーマンスが大幅に向上しました。（第4戦）ジェッダでのレースから、チームが取り組んできたすべての作業が実を結んだのです。ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームで初の表彰台を獲得できてとてもうれしい。 エンジニア、メカニック、そしてマネジメントの全員がこのプロジェクトに心血を注ぎ、その結果がようやく実り始めました」とコメントしています。

　当社のAM開発統括部フォーミュラE開発グループリーダー、梅田泰宜は「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームにとって初のポイントに加え、２位表彰台を獲得した素晴らしい週末でした。チームメンバーのハードワークの賜物だと感じています。ピットクルーに加え、各拠点の献身的なサポートに支えられこのような素晴らしい結果を得ることができました。お互いがリスペクトを持ちながら連携する、ローラ・ヤマハ・ABTのチームワークは素晴らしく、力強いものです。また今回の素晴らしい結果が、さらに私たちの連携を強いものにしてくれると確信しています。引き続き、全力で前進します」と話しました。

　フォーミュラE選手権は、5月3日（土）、4日（日）にモナコ大会が行われた後、5月17日（土）、18日（日）には東京大会が開催されます。


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