「松屋銀座100年の足跡」について展示

2025年4月16日(水)14時17分 PR TIMES

■会期:4月29日(火・祝)〜5月13日(火) ■会場:松屋銀座 スペース・オブ・ギンザ 横 階段踊り場          

松屋銀座が歩んできた100年の歴史と変遷を振り返ります。

1868年 初代・古屋徳兵衛 東京—横浜間を往復して呉服の仲継商(なかつぎしょう)を開始
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-4eb340b236f4d0198db48f8031e94e86-1195x1539.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]松屋の創業者、初代・古屋徳兵衛は山梨県で生まれました。その後開港後で活気があり商いが活発に行われていた横浜で仲継商を始めました。
仲継商とは「買継商」とも言われ、呉服小売商の注文を取り、東京の問屋から品物を仕入れ、小売商に売る仲介の仕事です。



1869年 横浜石川口に「鶴屋呉服店」創業
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-28b72b21f8f6e731294334bf3ddfac2e-1169x722.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]1869年(明治2年)、横浜の亀の橋、現在の石川町に松屋の前身である「鶴屋呉服店」が創業しました。初代・徳兵衛が仲継商に励んでいた頃、満寿夫人が反物の端切れを売り始めたところ、それが大変良く売れたことを機に、徳兵衛も小売りに専念するようになりました。この端切れを売り始めた年、そして新暦の11月3日を創業日と定めました。



1890年 今川橋店開店(東京進出)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-2d8154e012f2bd7679407c83122b81a5-2970x2228.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]※写真は1912年当時その後、当時神田の今川橋(現在のJR神田駅付近)にあった「松屋呉服店」を1989年(明治22年)に買収、1890年(明治23年)に東京へ進出し、開店しました。今川橋店は古屋家の手に移ってから売上高が買収時の6倍以上に伸び、1907年(明治40年)には百貨店への転換を図り、時代を先取りした洋風3階建ての堂々たる建物を開業しました。



1925年 銀座店開店
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-a1e86bc8d0fe45a8b2f0f164d890051c-2322x1628.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]1925年(大正14年)5月1日に銀座店が開店しました。開店の2年前に発生した関東大震災の影響により開店が危ぶまれましたが、無事に開店することができ、当時東洋一と称される最新式の設備を誇る松屋が誕生しました。開店当初は大勢のお客様が詰めかけ、入場制限をしなければならず、当時は店舗に備え付けの草履に履き替える習慣がありましたが、下足預りを廃止し、土足入場にしたと言われています。同時期に他の百貨店でも同様の事象があり、商業の現代化が進むきっかけになりました。




[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-a6d0bc628ea15f50310d7e9146fedacd-1418x1193.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]また、1階には吹き抜けのホール「中央ホール(現在のスペース・オブ・ギンザ)」が登場し、天井には円形のステンドグラス、1階の床には白と黒の大理石による市松模様が施され、中央ホールの華麗さは当時話題となりました。

(左)開店当時の中央ホール
(右)現在のスペース・オブ・ギンザ



1929年 屋上に龍光不動尊安置
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-d564a0d2485b36f37842b0d33ff5e341-2790x1249.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]和歌山県の高野山龍光院から、お店の守り神として屋上に安置されました。不動尊を奉安する宝殿は、平安神宮や神田明神なども設計した青池安太郎氏によるものです。出世や商売繁盛、勝負事へのご利益があると言われていますが、「龍光」が「流行」に通じることから、現在ではファッション業界にご利益があるとも言われています。
(左)1929年当時
(右)現在




1945年 銀座店が進駐軍(GHQ)により接収
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-5d28d2b81e6bdfe15fe3c5710c8f8390-1709x1345.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]戦中戦後は、松屋は存亡の危機に瀕しましたが、銀座店は一部で細々と営業を続けていました。しかし、1945年(昭和20年)、進駐軍(GHQ)により銀座店の全てが接収され、厳しい時代を歩むこととなりました。



1953年 接収を経て、銀座店新装開店
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-c39e1d7194de87b72efa5942e64529ba-2089x1630.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]接収されていた間も松屋は仮営業所を開設し、「松屋の再建」を信じて営業を続けました。そして、約7年間の接収期間を経て、1952年(昭和27年)に接収が解除され、翌1953年(昭和28年)に念願の新装開店となりました。新装開店は、松屋にとって戦後の大きな節目となり、銀座の復興とともに、新たなスタートを切る象徴となりました。



1955年 銀座店7階にグッドデザインコーナー新設(現在のデザインコレクション)
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-b8107d9195dd5ab4771f9a14f7ce3394-1498x1043.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]創立メンバー現在のデザインコレクションの前身である「グッドデザインコーナー」は、デザインのジャンルを超えて集うデザイナー集団「日本デザインコミッティー」と共に立ち上げた、世界中の優れたデザイングッズを販売するセレクトショップです。日本デザインコミッティーの創立メンバーには、岡本太郎氏や亀倉雄策氏など、日本のデザインを牽引してきたメンバーが名を連ねていました。ここから、松屋と「デザイン」との深い関係が始まりました。




[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-7f995533c976540a60292b13593dd7cd-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]現在のデザインコレクション2011年に行われたリニューアルには、日本デザインコミッティーのメンバーが設計に携わり、店舗内装は深澤直人氏、照明を面出薫氏、グラフィックスを佐藤卓氏が担当しました。




1964年 銀座店を増築新装開店
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-22bf13ee1c333914b41426b011aff8c6-820x592.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]悲願であった銀座三丁目の一区画全てを占める大規模な増築を行い、新装開店しました。合わせて、松屋のマークや包装紙などのデザインを一新しました。そのデザインは、日本デザインコミッティーのメンバーでもあったグラフィックデザイナーの亀倉雄策氏によるもので、ダイナミックな創作書体を用いたものでした。



2001年 銀座店リニューアル
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-ff195a9edf7fc49f33af2cc617458b75-2901x1981.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]このリニューアルは、松屋銀座が21世紀に向けて大きく飛躍するための重要な転換点となりました。
新たなCI戦略を担った日本デザインセンターの原研哉氏により、コーポレートカラーが、高品質で多様なイメージを持ち、透過性のある「白」に変更されました。こうして「白い松屋」が誕生しました。



2006年 LED使用の外装完成
[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-05b077ca379a1149ba6f5533390d1782-362x285.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]「白い松屋」を象徴する白い外装は、2006年に完成しました。当時、開発されて間もないLED照明を外装に使用したことは、世界的にも斬新なアイデアだったと言われています。日本最大級のガラス壁面に埋め込まれたLED素子は17万6400個にも及び、「光り輝く白い箱」となった外装は、新たな松屋の誕生を象徴するものとなりました。現在も「白い松屋」は、銀座の街のランドマークとして、多くの人に親しまれています。



2013年 銀座店リニューアル
[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-46c71a4e0df9217aa27a6bc0d80356d7-1924x1358.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]2001年の大規模リニューアル以来となる、婦人・リビング売場を中心とした全館リニューアルを行いました。中心的な施策として、2階にインターナショナルブティックをオープンし、旬のブランドを集積することで、「世界のGINZA」に立地する松屋銀座の強みを一層強化しました。



2019年 松屋創業150周年
[画像15: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-fcb71e25f21f4ff299905df4958d4447-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]2019年に創業150周年を迎えた松屋は、「デザインの松屋」を掲げ、長年力を入れてきたデザイン普及活動をさらに強化。これからもデザインを通して、人々の生活を豊かにする百貨店であり続けることを目指しています。



2025年 銀座店開店100周年
[画像16: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/67027/147/67027-147-030b9237a7886dc53f17ffcf04a37b76-1452x1069.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]1925年に開店した松屋銀座は、5月1日に100周年を迎え、この1年を通して、お客様への感謝を伝えるとともに、様々な企画やイベントを開催します。これからも松屋銀座は、100周年を機に、これまでの歴史と伝統を大切にしながら、新たな時代に向けて進化してまいります。

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