3月の消費支出、2・1%増の33万9232円…「食料」0・7%減で6か月連続減少
2025年5月9日(金)12時43分 読売新聞
総務省
総務省が9日発表した3月の家計調査によると、1世帯(2人以上)あたりの消費支出は33万9232円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比2・1%増だった。2か月ぶりのプラスとなったが、物価高を背景に食料は依然としてマイナスだった。
10大項目のうち、6項目で増加した。使用月である2月の気温が前年より低かったことで使用量が増えた「光熱・水道」(7・2%増)、エアコン需要が増えた「家具・家事用品」(3・3%増)などが増加した。
支出割合の多い「食料」は0・7%減と6か月連続で減少した。キャベツやネギなどの野菜・海藻、牛肉や豚肉などの肉類、コメへの支出が減った。春物需要が伸びなかった「被服及び履物」(3・0%減)もふるわなかった。
同時に発表した2024年度の1か月あたりの消費支出は30万4178円だった。実質で前年比0・1%減(23年度は3・2%減)と、2年連続で減少した。