福原遥 大河「べらぼう」初登場 蔦重慕う花魁・誰袖役「強烈なキャラクター、魅力的に演じられたら」
2025年5月4日(日)20時45分 スポーツニッポン
女優の福原遥(26)が4日放送のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(日曜後8・00)に花魁・誰袖(たがそで)役で初登場した。
誰袖は吉原の新興勢力・大文字屋の女郎で、禿(かむろ)上がりの振袖新造(ふりそでしんぞう)の時には「かをり」と名乗り、蔦屋重三郎(横浜流星)に一方的な恋心を抱いていたという役どころ。
吉原を代表する花魁に成長した誰袖はその後、老中・田沼意次(渡辺謙)の“懐刀”ともいえる勘定組頭を務めていた幕臣・土山宗次郎(柳俊太郎)に莫大な金額で身請けされ、江戸中にその名を広めることとなる。しかし、その金の出どころについてある疑惑が生まれ、やがて吉原と江戸幕府、そして蔦重と誰袖の人生を揺るがす大事件へと発展していく。
誰袖役が決まった際は「とてもびっくりしました」とコメントした福原。「昔から時代劇をやってみたくて、特に大河ドラマは家族も好きで、“いつか出られたらいいね”って話しながら一緒に見ていたので、うれしかったです」と喜びを語った。
誰袖のキャラクターを「最初は、天真爛漫(らんまん)で無邪気でかわいらしい女の子という印象だったのですが、台本が進むにつれて、したたかで、とにかくこれがしたいと思ったら突き進む、強烈なキャラクターだということがわかりました」と説明。「誰袖は次は何をするんだろう?とワクワクしながら台本を読んでいます」とし、「今まで、花魁として苦労して、それを乗り越えてきたからの強さだと思うので、そこを大事に、魅力的に演じられたらと思っています」と意気込んだ。
蔦重の存在については「昔からずっと甘えられて、頼れる存在」と表現。「せりふにもありますが、最初は見た目が素敵ということで興味を持って、蔦重の心のあたたかさと包容力に引かれていったのだと思います」と引かれた理由に言及した。そして、「蔦重が好きという気持ちが原動力になって、誰袖は頑張れているのではないかなと思います」と思いをはせた。