寺尾聰 名優を父に持つ環境も「トータル高校1年を3回やる羽目に」 親子共演でのデビューとなったワケ
2025年5月4日(日)12時4分 スポーツニッポン
俳優でミュージシャンの寺尾聰(77)が4日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。意外なデビュー秘話を明かした。
この日は寺尾が主演する映画「父と僕の終わらない歌」(23日公開)で幼なじみを演じる俳優の石倉三郎、喜劇俳優の三宅裕司とともに出演した。
戦後を代表する名優・演出家の宇野重吉さんを父に持つ寺尾。「俳優になろうとかこれっぽっちも思ってなかったし、で、中学生の時は非常に運動好きで、野球少年で、結構いい選手で、野球目指して高校行ったんだけども、すぐ挫折して。運動もやりながら、ちょっとバンドもやってたりしてて、中学生の時だけど。そんなことしながら過ごしてるうちに、トータル高校1年を3回やる羽目になって…。そんなことしてたもんだから、親は一応心配して、将来のこと考えて、親父がちょうど日活映画で石原裕次郎さんの父親役をやってたもんだから」と話した。
石倉は「デビューが先生と親子だから」と寺尾の映画デビュー作「黒部の太陽」について補足。「宇野先生が“何でもいいから使ってくれ”と、裕ちゃんに頼んだわけよ。裕ちゃんが“ああ、いいよ”って。寺尾は「子ども役を書いてくれたんだろうね」と元々なかった役を作ってくれたという。
石倉が「それがデビューだもん」と嘆くと、寺尾は「その辺の事情は深くは知らないけど」と苦笑した。