寺尾聰 自身の体調について言及「ひどい難聴でさ...」とポツリ「もう仕事できないね」
2025年5月4日(日)14時37分 スポーツニッポン
俳優でミュージシャンの寺尾聰(77)が4日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。自身の体調について語る画面があった。
この日は寺尾が主演する映画「父と僕の終わらない歌」(23日公開)で幼なじみを演じる俳優の石倉三郎、喜劇俳優の三宅裕司とともに出演した。
寺尾の1歳上の石倉は「全然普通だから。だから人間ドックなんて行ったことない。ばかばかしいよ、金ばっかり取られるし。ああいうのに興味ないんだよね。俺は寿命論だから。もうそれが来たらポーンとそれでいいのよ」と主張。そんな石倉に、寺尾は「受けたほうがいいよ。人間ドック…面白いよ」と体のメンテナンスを勧めた。
そのうえで、寺尾は「俺は目が今1.2と1.5なわけ。ただ耳の検査に行った時に、電話ボックスみたいな小さいところに入らされて、持たされて“音が鳴ったら押してください”って。“何も聞こえませんでしたか?”って。1回も押さないもんだから。ひどい難聴でさ…」と吐露した。
「バンドやってる仲間のほとんどは8割以上、みんな難聴なの。僕らの場合、ウォークマンから始まって、イヤホンが悪いっていう説もあるし、電気楽器が多いっていうのも悪いっていう説もあるし、いろんな説があるけど、いずれにしても全部悪いことは悪いから」と寺尾。「今は一番困るのはお芝居する時、ちょっと横向いたり、後ろ向かれた時。今、若い俳優さんはマイクの活用の仕方がうまいから、小さい声でやった方が映った時の感情が凄く出るんだよ。で、僕らは大きい声で言う。舞台の人なんか特に大きい声で言う。それで慣れているか、後ろ向かれて何か言われても“え?”って。多少、前向いていれば口の動きで、言い終わったなってのが分かって“そうですね”って言えるけど、本当に…もう仕事できないね」ともらした。
そんな寺尾の告白に、三宅は「わかります」と共感。寺尾は「でも2人いて…三宅くんのはハッキリわかるわけ。この人のは口開けてるのが小さいから何か言ってるかわからない」と石倉にクレームを入れ、笑わせた。