大家と一緒に検針される水道代、3万円弱の請求金額にモヤモヤ… 依頼者が「醜態を晒した」調査の意外な結果
2025年5月8日(木)11時30分 ABEMA TIMES

『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が5月2日に放送され、水道料金にモヤモヤするという一家の悩みを調査した。
視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「大家さんに請求された水道代2万9000円」は、広島県の女性(47)から寄せられた次のような依頼だ。
『1年前に引っ越してきて楽しく暮らしていますが、1つモヤモヤすることがあります。それは水道代です。かなり古いアパートの3階部分が我が家になり、1階には大家さん夫婦の飲食店があるのですが、3階と1階の水道代が一緒に検針されるのです。毎回、大家さんが「うちはこれくらいやと思うから3000円引いとくね」とかなりアバウトな金額を差し引いて我が家に請求が来ます。水道の検針は2カ月に1回で、モヤモヤしながらも支払っていました。しかし、今回の水道料金を見ると2万9000円の請求で、前回から1万円も上がっていたんです。今まで家族5人で暮らしていて、水道代が2万円を超えたことがなかったので、モヤモヤがピークに達しました。できれば大家さんに水道料金を別々に検診するようにしてほしいと、一緒にお願いしてくれませんか』
依頼者の元を訪れて話を聞くと、高校に通うため祖母の家に住んでいる長男を除く4人で生活。最初は2カ月で約1万8000円だった請求が、12月〜1月の使用分で一気に2万9000円に跳ね上がったという。
料金を人数で均等に割ってくれれば納得すると話す依頼者。1階のお好み焼き屋は土曜日に常連を招く程度の“閉店状態”で、桂二葉探偵は「逆に3000円はもらいすぎているのでは?」と投げかける。直接大家を尋ねてみると、確かに友人が来るとしたら週に1回程度だが、年末に頻度が上がるようなことはないそうだ。
そこで水回りの専門業者にも来てもらうと、「年末年始にお客さんがたくさん来たとか、ご家族が増えたとかがあれば、使用料は上がる。あと考えられるのは水漏れ」との見解を示す。
念のため外のメーターを確認してみると、「漏れてますね」。水道を使用していない時には止まっているメーターが動いていたのだ。さらに、「ポタポタぐらいではなく、けっこうな量が漏れている。この程度なら1万円上がってもおかしくない」「2、3階で漏れると濡れるので、おそらく1階のどこか」との指摘がなされた。
大家宅での水漏れの可能性に、さらにモヤモヤを募らせる依頼者。ただ、本来の大家の使用量であれば3000円という金額は多めだとも言われ、複雑な表情を浮かべる。
ひとまず、水漏れの可能性を大家に報告。そして、依頼者は「水道料金が一緒に請求されるのがモヤモヤするんです。多めに払ってもらってるかもしれないんですが、別にしていただきたいなと…」と率直な思いを伝えた。
これに大家側は「本来はそうするべきやろね。数字できちんとしたほうがお互い気持ちがいいだろうし。知り合いの水道屋がおるので、(工事費は)私が持ちます」と、前向きな回答が。依頼者は「もっと早く言えばよかった(笑)。途中、だいぶ私の醜態を晒したんです」と、調査中の小言などを反省していた。
そんな中、なぜか桂探偵は涙ぐんでいて、「本当に素敵な大家さんで。こんな方によう『1万円返せ』って言いましたね」とツッコミを入れていた。