伊藤英明、『ドンケツ』不安を乗り越え「人生のバイブル」に 原作者・たーしと映像
2025年5月8日(木)12時0分 オリコン
ドラマ『ドンケツ』DMM TVで独占配信中 (C)DMM TV
同ドラマは、同名の本格極道漫画(著:たーし/少年画報社)が原作。40代後半になっても出世の見込みがない、いわゆる“ドンケツ”ヤクザ、沢田政寿通称「ロケマサ」が、しがらみまみれの極道界を拳一つで突き進む、極道物語。ロケマサを伊藤が熱演した。
公開されたスペシャル対談は、九州最大の極道組織月輪会の物語である本作を語るにふさわしく、舞台・北九州市にある、北九州市漫画ミュージアムにて行われた。たーしは「伊藤さんが北九州にいるのも変な感じ」と恐縮しきり。
対照的に伊藤は「ドンケツが生まれた土地で、産みの親であるたーし先生とお会いできるのはうれしい」と喜びを露わにしながら、実はこのスペシャルトークがクランクアップの前日に行われたことを明かし、「最後のシーンを北九州で迎えられるのがうれしい」と語る。
その後トークは『ドンケツ』原作の誕生秘話や主人公・ロケマサに対するたーしの思い、エピソードのアイディアなど原作ファン垂涎ものの裏話に加え、ドラマの撮影を振り返ってのエピソードなど、『ドンケツ』がより楽しめる貴重な情報が満載。
たーしが「極端なエンタメが出来ればという気持ちで始めた」と原作漫画のスタートについて明かすと、伊藤は「深い作品だなとまずは思いましたし、自分の人生経験を重ねていくとより深く楽しめるものになっていると思う。大げさじゃなく、自分にとって人生のバイブルみたいな形になっています。この作品に出会えて本当に良かったなと思います」とリスペクトを込めた。
そんな並々ならぬ思いで迎えた本作の撮影現場は「本当に楽しかった。終わるのがちょっと惜しいな」と語る伊藤。最初にオファーを受けたときは「ロケマサというキャラが強すぎて、自分に本当に出来るだろうかという不安な気持ちでした」と振り返る。
一方、撮影現場を訪れたというたーしは「伊藤さんの好かれっぷりというか、本当のリーダーシップ。英明くん中心にみんなが凄く楽しそうに、真剣にやっていて。素晴らしかったですね、本当に感動しました!」と、伊藤の不安が杞憂(きゆう)であったことを力説する場面も。原作ファンにもドラマファンにも見応え抜群のスペシャルトーク映像となっている。