宮藤官九郎氏 橋田賞受賞に「絶対もらえないと思っていた」 橋田寿賀子さんとの会話での失敗明かす

2025年5月10日(土)18時41分 スポーツニッポン

 脚本家の宮藤官九郎氏が10日、都内で行われた第33回橋田賞の授賞式に出席した。優れたテレビ番組や放送関係者が顕彰される賞。昨年1月期の「不適切にもほどがある!」(TBS)、同7月期の「新宿野戦病院」(新宿野戦病院)などでのユーモアと社会批評を巧みに織り交ぜ、視聴者に深い問いを投げかける独自の視点と卓越した脚本力が評価された。

 宮藤は「めちゃめちゃうれしいです」と喜びのコメント。これまで数々の賞を受賞してきたが「橋田賞は絶対もらえないと思っていた」と話した。その理由に、約20年前に橋田寿賀子さんと交わした会話を明かした。橋田さんから「老兵は去りゆくだけね」と言われた時に、緊張のあまり「はい!」と答えてしまったといい「もう橋田賞はもらえないな」と感じていたことを笑いながら振り返った。

 橋田さんを巡っては、「渡る世間は鬼ばかり」の脚本データを学習した「AI橋田壽賀子」が脚本を担当するドラマがあす11日に放送される。宮藤はこのことを受けて「“老兵は去ったと見せかけて、最先端の技術でよみがえる”が正解だった」とユーモアを交えて締めくくった。

スポーツニッポン

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