なぜ、宮迫博之がマウンドに...大谷翔平もビックリ!?大恩人の力を借りてド軍戦で始球式
2025年5月10日(土)3時0分 スポーツニッポン
タレントの宮迫博之(55)が8日(日本時間9日)、米アリゾナ州フェニックスで行われたダイヤモンドバックス—ドジャース戦で始球式を務めた。
日本文化を祝うセレモニーが行われたグラウンドに、ダイヤモンドバックスの帽子をかぶって登場。マウンド手前からワンバウンド投球を披露し、カメラに向かっておなじみの「宮迫ですッ!」ポーズを披露するなど球場を盛り上げた。始球式後、本紙の取材に「メチャクチャ緊張しました」と振り返った。
闇営業問題で日本の芸能界の表舞台から去った宮迫が、日本代表で始球式を務めたことにネット上では「なぜ宮迫が?」と驚く声が上がった。先発した山本由伸がメジャーで初めて満塁弾を浴びると「負のオーラが伝わった」と、闇営業をイジるようなコメントもあった。そんな宮迫にどうして大役が回ってきたのか。
始球式の権利を得たのはファッション通販サイト「ロコンド」の田中裕輔社長(44)。宮迫が闇営業問題を起こした翌年の2020年、同社のテレビCMに起用した。その後はYouTubeで度々コラボし、宮迫の恩人といえる存在だ。その田中氏が宮迫に始球式の権利を譲った。本紙の取材に「芸人としての能力に対しては絶対的な信頼を置いている」と、宮迫を重用している理由を明かした。球場には宮迫の後輩でピン芸人のたむらけんじ(52)とともに駆け付け「始球式も最高のエンタメにしてくれると信じていた」と絶賛した。
宮迫は当初「僕が投げると炎上するだろう」との考えがよぎり、野球経験のあるたむらに登板を譲ろうと計画していたが、SNSに「お前が投げろ」というコメントが多数寄せられたことなどから決断。お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(32)に「かなりのバッシングが想定されますが宮迫くんに投げてほしいです」とYouTubeでイジられたことも覚悟を決めた一因となった。
始球式を見守ったたむらは「宮迫さんと30年以上の付き合いですけど、あんなガッチガチの兄さんは見たことありません。目もパキパキ。しかもワンバンって、ほんまにダサいです」とツッコミを入れた。山本、大谷翔平が先発出場した試合を生観戦した宮迫は「あんな光り輝いているお二人は日本人の誇り。僕は全く今、光り輝いてないですけど、少しでも光を取り戻せるようにしたい」と自虐的に話し笑いを誘った。