「恐怖映像を見ました…」ライバルのリーチに手汗握る理論派雀士のラス牌…ツモ番ラスト一巡のドラマに放送席は寒気が止まらない/麻雀・Mリーグ
2025年5月16日(金)11時52分 ABEMA TIMES

こんなの怖すぎるって!「朝日新聞Mリーグ2024-25」ファイナルシリーズ、5月15日の第2試合。TEAM雷電・本田朋広(連盟)が“ツモ番なしリーチ”を敢行。追っかけられた赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)がラスト1牌を恐々とツモる様子に放送席は大騒ぎ、視聴者からも多くの反響の声が集まった。
戦慄のシーンは南2局。園田が13巡目に3・6索待ちのリーチをかけた。一方の本田、赤1枚を抱えた平和のイーシャンテンがなかなか埋まらず、押し返しのチャンスを虎視眈々と狙っていた。
本田が待望のテンパイを果たしたのは、自身の最後のツモ番。ドラの3筒を引いて、平和・赤・ドラのテンパイだ。しかし平和になる三万は園田のリーチに通っていない。この状況を前に実況の小林未沙は「ツモ番はありません。園田の手番があるだけです」と説明。解説の河野直也(最高位戦)は「リーチなら三万、リーチじゃないなら二万かな。三万は通ってないですし」と予想した。本田はこの時、3万6400点持ちのトップ目。園田は1万2600点持ちのラス目であり、勝負を避けるのも手だ。

しかし本田の選択は、危険牌の三万を切っての追っかけリーチだ。安全牌を切ればテンパイで流局するというのに、さらなる加点を追って強硬策に出た。この決断に河野は「(残り)1枚!」と熱を込め、小林も「どうだ!?」と声を上げる。追っかけられた園田、大きく息を付きツモった牌はドラの3筒。本田のリーチの入り目の牌だ。放送席の二人は「怖い!入り目!」と絶叫。「入り目」「惜しかったw」「気ィ狂うわ・・」「こわあ」「怖すぎ」と視聴者も次々にコメントを寄せた。
その後に対局は小休止となったが、画面が放送席に切り替わっても放送席の二人は肝を冷やしたまま。小林は「ちょっと、恐怖映像を見ました」。河野は本田のリーチの意図として、3位U-NEXT Piratesとの差を挙げた上で「大きなトップが必須だった。結果は(見ている)全員が『なんだ、入り目の3筒じゃん』とはならない3筒だったからね、怖すぎ!」とこのシーンの衝撃を振り返っていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)