藤井聡太王位と“真夏の七番勝負”を戦うのはどっちだ!永瀬拓矢九段VS佐々木勇気八段、初挑戦をかけた大一番/将棋・王位戦挑決
2025年5月22日(木)12時4分 ABEMA TIMES

将棋の「伊藤園お〜いお茶杯第66期王位戦」挑戦者決定戦が5月22日に行われ、永瀬拓矢九段(32)と佐々木勇気八段(30)が対局中だ。タイトルホルダーの藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、22)と、“真夏の七番勝負”を戦うのはどちらに決まるのか。注目の一戦から目が離せない。
永瀬九段は、2009年10月に四段昇段。竜王戦2組(1組:7期)、順位戦A級(A級:4期)。タイトルは叡王1期、王座4期の通算5期。棋戦優勝は3回。将棋界でも屈指と言われる豊富な研究量を誇り、対局でも「負けない将棋」に徹し千日手や持将棋もいとわない。各棋戦の上位進出はもちろんのことタイトル戦常連メンバーで、現在は名人戦七番勝負挑戦中だ。今期の王位リーグでは白組で5勝0敗と無類の強さを見せつけ優勝し、自身2度目となる挑戦者決定戦へ。超ハードスケジュールの中で、自身初となる王位挑戦権も決めることができるか。
佐々木八段は、2010年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:3期)、順位戦A級(A級:2期)。前年度の竜王戦で初のタイトル挑戦者となり、藤井竜王と激戦の末に2勝4敗で敗退した。棋戦優勝は2回。研究家としての一面も持ち、自身が創案した「横歩取り勇気流」が2017年度将棋大賞の升田幸三賞に輝いた。3度目となる王位戦リーグ参戦で紅組を4勝1敗で優勝し、自身初の挑戦者決定戦に進出した。勢いそのままに藤井王位との“再戦”を決めることができるか。
同年代のライバル対決は過去13局で、永瀬九段が10勝を飾っている。幼い頃からの好敵手対決を制し、絶対王者と“真夏の七番勝負”を戦うのはどちらか。振り駒の結果で先手は永瀬九段に決定。戦型は角換わり腰掛け銀となった。持ち時間は各4時間。
【昼食の注文】
永瀬拓矢九段 キーマカレー(大盛り、玉子2個追加、パクチー抜き)
佐々木勇気八段 ヒレカツ定食ライト
【昼食休憩時の残り持ち時間】
永瀬拓矢九段 3時間52分(消費8分)
佐々木勇気八段 3時間1分(消費59分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)