宝塚音楽学校 「すみれ募金」長女入学の元巨人投手・林昌範氏の姿も

2025年5月23日(金)14時40分 スポーツニッポン

 タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校の恒例行事「すみれ募金」が23日、兵庫・宝塚大劇場前のロビーで行われた。

 予科、本科生81人が参加し緑のはかまに、それぞれ華やかな小振り袖を合わせ、訪れた多くのファンに募金を呼びかけた。小児がんなど難病と闘う家族を支える「チャイルド・ケモ・サポート基金」への寄付。「当たり前の生活をあきらめることのないように、ご協力よろしくお願いいたします」などと合わせる声にファンの列は途切れることなく約1700人から97万円余りの寄付金が集まった。

 「すみれ募金」は1964年から始まった音楽学校の恒例行事。例年、春の恒例行事として親しまれていたが、昨年の2024年はコロナ禍の影響もあってカリキュラムの関係上、秋に移行した。混乱を避けるため写真撮影も禁止となり、今年も撮影は禁止された。

 イベント終了後には本科生112期生の成績上位者4人が取材に応じた。

 小寺環菜(こてら・かんな)さんは「少しでも病気と闘う子どもたちの幸せにつながったらうれしい。たくさんの方にご協力頂けて感謝の気持ちでいっぱい。これからの舞台で恩返ししたい」と力を込めた。

 募金者から直接声を掛けられ宮崎穂(みやざき・みのり)さんは「初舞台頑張ってね、などと声を掛けて頂き、より一層頑張ろうと思いました」とにっこり。吉武歩花(よしたけ・ほのか)さんも「これからも一日一日を大切に精進していきたい」。赤井七海(あかい・ななみ)さんも「これからも笑顔を大切に同期一同頑張っていきたい」と表情を引き締めた。

 今春入学した113期生には、元巨人投手の林昌範氏、フリーアナウンサーの亀井京子夫妻の長女、林心優さんもおり、よく通る声で募金を呼びかけていた。会場には夫妻も東京から駆け付け、長い列に3度も並び募金を行っていた。

スポーツニッポン

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