『べらぼう』次回予告<俺たちは屁だ!>銃を手に不敵な笑みを浮かべる松前道廣。なぜか意知にアレを持ち出す花魁・誰袖。そして踊り狂う蔦重が始動させる<計画>とは…
2025年5月27日(火)17時16分 婦人公論.jp
(『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』/(c)NHK)
大河ドラマ『べらぼう』予告
横浜流星さん主演で、2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。
第20回「寝惚(ぼ)けて候」が5月25日に放送。その最後に流れた第21回「蝦夷桜上野屁音(えぞさくらうえのへおと)」の予告が話題になっています。
*以下「寝惚(ぼ)けて候」の放送内容のネタバレを含みます。
●「寝惚(ぼ)けて候」あらすじ
『菊寿草』で『見徳一炊夢』や耕書堂が高く評価された蔦重は、須原屋(里見浩太朗さん)と大田南畝(桐谷健太さん)の家を訪ねる。そこで近頃、江戸で人気が出ている“狂歌”を知った蔦重は、南畝から「狂歌の会」への誘いを受ける。
一方、意次(渡辺謙さん)は、家治(眞島秀和さん)が次期将軍に一橋家の豊千代を、御台所には種姫を迎える意向であることを治済(生田斗真さん)に伝え、将軍後継問題は決着するかに思われたがーー。
次週予告
*以下、本編直後に流れた次週予告
「俺たちは屁だ〜」と声をあげる天明狂歌のスター・大田南畝<四方赤良>。
「へ! へ!」と踊り始める狂歌の会の一堂。以後、その掛け声が予告の背景に流れる。
「蝦夷?」と誰かに問う老中・田沼意次。
「桜」と答える田沼意次の嫡男・意知。
狂い踊る元木網や、その妻・智恵内子たちの姿が映る。
不気味な笑みを見せる松前道廣
「抜荷!?」と問う田沼家の用人・三浦庄司。
不敵な笑みを浮かべた松前家第八代当主・松前道廣(えなりかずきさん)が「鬼」と呟く。
「田沼」と口にしながら銃を向けるそぶりを見せる一橋治済。
銃声と共にその先の皿が割れ、悲鳴があがる。
その下には<田沼は蝦夷を目指し>の文字。
女郎屋の主人たち、通称”忘八”たちに本を見せる蔦重。
「すいやせん」とにこやかに詫びを入れる北尾政演<山東京伝>。
「身請け…」と花魁・誰袖が隣に座った意知に話しかける。
「おう!」と威勢よく返事をする丁子屋長十郎。
艶やかなな笑みを見せる誰袖。
歌麿計画始動
しゃもじを手に「無し」と話す、亡き大文字屋市兵衛に似た人物。
(『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』/(c)NHK)
誰袖へ鋭い視線を向ける意知。
「盗人だろうが!」と押し出されて笑顔を見せる戯作者・恋川春町<倉橋 格>。
歌麿の頭の上に手を乗せ「お前は蔦屋史上とびきりの<そうきたか>になんだ」と伝えた蔦重。
二人が肩を組む下には<蔦重は歌麿計画始動>との文字が流れて——。
ーーー
大河ドラマ第64作となる『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。
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