この掛け声知ってる!?「コアチェンジ・ドッキングゴー!」『機動戦士ガンダム』時代を感じる合体メカニズム
2025年5月28日(水)7時0分 ABEMA TIMES

戦時下における重厚な人間ドラマによって、「機動戦士ガンダム」は放送から50年近く経った現在も色褪せない名作として愛されている。とはいえ、さすがに時代を感じさせる要素も……。第15話では、「コアチェンジ・ドッキングゴー!」という掛け声と威勢のいいBGMとともに、ガンダムの合体シーンが描かれた。
ガンダムは、小型戦闘機“コア・ファイター”などのパーツに分かれる仕組みになっている。第19話では、パーツ同士の合体訓練が行われた。
アムロ・レイ(CV:古谷徹)が「コアチェンジ・ドッキングゴー!」と言うと、それぞれのパーツが組み合わさって、おなじみのガンダムが完成!ただ、ブライト・ノア(CV:鈴置洋孝)としては、もう少しスムーズに合体してほしいようで、「遅いな。もう4秒短くならんのか」と不満げにしていた。
威勢のいいBGMといい、いかにも昭和のロボットアニメといった雰囲気のシーンだが、やはり当時は、作り手たちも「ロボット=元気よく合体」というノリから逃れられなかったのだろうか。子どもウケとリアル志向の間で揺れるスタッフの立場が伝わってくる……と考えると、ある意味で深いシーンなのかも!?
現在配信中のアニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のロボットアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったが、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれた。以降のガンダムシリーズや、スピンオフなどの派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。2025年4月からは新作アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」が放送中。
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