放出される古古古米、味はどうなの?米流通評論家が本音「えげつないぐらい違う」 理由も説明

2025年5月28日(水)18時42分 スポーツニッポン

 28日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜後1・55)でコメの価格高騰について特集し、随意契約で放出される備蓄米の“味”について米流通評論家の常本泰志氏が本音を明かす場面があった。

 政府は今回、22年産の備蓄米を20万トン、21年産を10万トン放出。小泉進次郎農相は店頭価格について5キロあたり2000円程度としていたが、中小スーパーなどに売り渡す21年産については5キロ1800円程度になると説明した。

 消費者にとっては5キロ4469円の銘柄米、同3924円のブレンド米、(いずれも全国のスーパーの12〜18日の平均価格)、2160円程度となる備蓄米の選択肢があることになる。

 MCのフリーアナウンサー宮根誠司が「味的に違うのか、違わないのかってどうなんでしょう?」と聞くと、リモート出演した常本氏は「えげつないぐらい違うと思います」と苦笑いしながら回答。スタジオでは「ええー!」と驚きの声が出たが、「米屋の立場からすると2000円の備蓄米はやっぱり2年落ち、もしくは3年落ちになってくるので。正直、それも丹精込めてお米ではない」と説明。「劣化度合を見てみないと、もちろん使い方が変わってくるが、想定として100%で使うお米屋さんって多分いないと思う」と推測した。

 元日本テレビのキャスターで関学大特別客員教授の小西美穂氏が、精米したてでも味が落ちるのかと疑問を口にすると、「玄米で保管しているということは玄米に何が含まれているかってことです。玄米の米ぬかから油が取れるので、玄米の状態なら油がある。油が酸化していく」と説明。年月が経つごとに「飽和脂肪酸として増えていき、中に浸透していく」とし、「削っても精米段階で古米臭はしている。においでおいしくなく感じる人はいるので、炊飯器開けた時のにおいが“違う”っていうふうに感じると思うレベル」と分かりやすく解説した。

 「カレーライスにしたら分からへんでしょ?」と宮根が提案すると、常本氏は「カレーのにおいが強かったらね」と笑っていた。

スポーツニッポン

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