中国ハルビン市公安局、アメリカ国家安全保障局3人を指名手配…「冬季アジア大会にサイバー攻撃」
2025年4月15日(火)18時22分 読売新聞
ハルビン市
【瀋陽=出水翔太朗】中国黒竜江省ハルビン市の公安局は15日、中国へのサイバー攻撃に関与したとして、米国家安全保障局(NSA)に所属する3人の「工作員」を指名手配したと発表した。
公安局の発表によると、3人は2月に行われた冬季アジア大会を標的としたサイバー攻撃を行った疑い。中国国営新華社通信は、「選手の個人情報の窃取や大会の妨害を企てた」と伝え、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)などにもサイバー攻撃を行ったと主張している。
新華社などは今月4日、大会直前の1月下旬から2月中旬、国外から約27万回のサイバー攻撃があり、このうち「6割が米国からだった」と報じていた。