イスラエル大使館職員の男女銃撃、容疑者を殺人容疑で訴追…米大統領報道官「反ユダヤ主義を根絶しなければならない」
2025年5月23日(金)10時43分 読売新聞
銃撃事件で2人が死亡した米ワシントンのユダヤ博物館近くで、イスラエルの国旗を持つ人々(22日)=AFP時事
【ワシントン=淵上隆悠】米首都ワシントン中心部でイスラエル大使館職員の男女2人が銃撃されて死亡した事件で、司法省は22日、身柄を拘束していたイライアス・ロドリゲス容疑者(31)を殺人容疑などで訴追したと発表した。トランプ政権は事件の背景に「反ユダヤ主義」があると主張し、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡るイスラエルへの抗議デモなどの取り締まりを一層強化する方針だ。
訴追資料によると、ユダヤ博物館近くで21日夜、ヤロン・リシンスキーさんとサラ・ミルグリムさんが銃撃され、殺害された。ロドリゲス容疑者は現場にいた警察官に犯行を認め、「ガザのためにやった」と供述したという。
キャロライン・レビット大統領報道官は22日の記者会見で「反ユダヤ主義という悪を我々の社会から根絶しなければならない」と強調した。