身近な"AIエージェント"を試してみる

2025年5月2日(金)11時32分 マイナビニュース


特定の目標を達成するために環境を認識し、自身の判断で自律的に行動するAIエージェント。生成AIと連携すると"これこれをやって"で表示するだけではなく、実際の環境を操作してくれるために生成AIとは別次元のエクスペリエンスになる。
たとえば、身近なところではスケジュール。カレンダーに毎週決まったタスクがある場合に、これを手動で一定期間に設定するのは大変だ。3カ月設定する場合には、10回以上にわたり日付を選択し、クリックして時間を指定して、「会議」と件名を入力して、OKという所作を繰り返すことになる。楽しくはないだろう。
これが自律的なAIエージェントでは、
カレンダーに6月、7月、8月の期間の毎週、月曜日の17時に会議を設定
のみで実際のGoogleカレンダーに登録される。シンプルだが、従来の所作と比較すると圧倒的に速くなるし、とてつもなく心地よい。Googleカレンダーの場合、Geminiの設定でGoogle Workspaceとの連携にチェックを入れるだけだ。
Microsoft 365 Copilotでも既報のようにCopilot StudioによるAIエージェント化をいっそう進める構えだ。同社のCharles Lamanna氏が「人がアプリを使えるなら、エージェントも使えます」と述べるようにGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を持つデスクトップアプリケーションにCopilot Studioの幅が広がる。
Microsoftは、昨年9月にWindows OS環境でのAIエージェント開発のためのフレームワーク「Windows Agent Arena」をオープンソースで公開(GitHub)している。Windows内でのアプリケーション操作やシステムタスク、ユーティリティ操作など150を超える多様なタスクをLLM(大規模言語モデル)を使って行動できるAIエージェントのテスト環境だ。
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