日本レジストリサービス、ダークパターン対策協会に入会 - 消費者被害の防止を目指す

2025年5月20日(火)21時59分 マイナビニュース


日本レジストリサービス(JPRS)は5月13日、消費者を誤認させるウェブデザイン手法「ダークパターン」の排除を目指す団体「ダークパターン対策協会」に入会したと発表した。
○JPドメインの登録・管理業務を行うJPRSがダークパターン対策に参加
JPRSは末尾が「.jp」のドメイン名(JPドメイン名)の登録・管理とドメインネームシステム(DNS)の運用を主な事業とする企業。2002年4月1日からJPドメイン名の登録・管理業務を日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)から引き継ぎ、現在JPドメインの登録・管理業務はすべて同社が行っている。
ダークパターンとは、Webサイトやスマートフォンアプリなどにおいて、利用者を混乱させて意図しない行動を取らせるよう設計されたデザイン手法を指す。具体的には、定期購入のボタンを目立たせる、解約手続きを困難にする、偽のカウントダウンを表示して購入を急がせるといった例があり、消費者トラブルの原因として問題視されている。
ダークパターン対策協会は、消費者保護と企業との信頼関係の構築を目的に2024年9月に設立された。ダークパターンを使用しないウェブデザインを認定する「非ダークパターン(NDD)」制度の運用や、会員向けの教育・セミナーを通じて、安心して利用できるインターネット環境の整備に取り組んでいる。JPRSは、同協会が掲げる「誠実なWebサイトの普及によって消費者被害を防ぎ、安心・安全なインターネット環境を実現する」との方針に賛同し、入会を決めた。今後もネットワークの基盤を担う企業として、よりよいサービスの提供を通じ、インターネットの発展に貢献するとしている。

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