ヘルムート・マルコ、レッドブル社の長引く調査を擁護「彼らは公正な調査を行っている」
レッドブルのチーム・コンサルタントであるヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングの女性メンバーに対するクリスチャン・ホーナーの行為に関する疑惑についてオーストリアのテレビ局『Servus TV』のインタビューに応じ、同じくオーストリアに本拠を置くエナジードリンク会社による長引く調査を擁護した。
レッドブルの対応に多くの批判が向けられているなか、マルコは結果が出るのは「早ければ早いほど良い」と認めている。それはもちろん、この問題が長期化するにしたがってうわさやその他の話が飛び出すのは避けられないからだ。
とはいえ、かつてのル・マン勝者はこの30年間彼を雇用してきた会社を支持し、「レッドブルはこの件に関して非常によく対応していると思う」と述べた。そしてマルコは「この調査が長引いているのは、彼らの責任ではない。彼らは公正な調査を行い、それに基づいて対応しようとしている」と説明した。
最近になって明らかになったのは、調査を主導した弁護士との最初の面談の際、ホーナーは健康上の問題を理由に辞任する可能性を打診されたが、彼は仕事を続け、自身の汚名を晴らす決意を固めているためその申し出を断ったということだ。
レッドブルの経営陣は、ホーナーの行動を調査することを決めたとき、実際にはそのような可能性を考慮していなかった。そのため、オーストリアの企業は戦略を変更しなければならなかった。調査の取り扱いは外部の会社に委ねられ、その調査結果がザルツブルクの本社に届き今後の進め方について法的助言があるまでは、ホーナーの運命について最終的な決定は下されない。
マルコにとって現在の状況は少々居心地が悪いものだろう。彼はホーナーの大ファンではないし、レッドブルの創設者であるディートリッヒ・マテシッツが亡くなって以来、イギリス人マネージャーが必死に彼を追い出そうとしていたことは知っているが、異なるチーム代表に対応しなければならないよりは、現状を維持するほうがマシだからだ。
仮にホーナーが失脚して新しいチーム代表がやってきた場合、そこには新しい方法や新しいアイデア、さらには新しいアドバイザーも入ってくることになるため、マルコにとっては“知らない悪魔より知っている悪魔のほうがいい!”というケースになる。
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