侍ジャパンで躍動するヌートバー「5割7分」の高出塁率を支えるポイントは?日本一の投手コーチが分析
(C)Getty Images
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す侍ジャパン。11日のチェコ戦では10−2と快勝。侍ジャパンはこれで3連勝となり、準々決勝進出に大きく前進した。
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いずれの試合も2桁得点と大量得点で勝利を収めていた侍ジャパンだが、そんな日本打線を引っ張るのがラーズ・ヌートバー(25)。9日の初戦・中国戦から全ての試合で「1番・中堅」で出場し、攻守で全力プレーを見せている。特に10日の韓国戦では、先制を許した直後の3回裏、3回無死一、二塁の場面でセンターへタイムリーヒットを放ち、逆転のきっかけとなった。また、守備では浅いフライをダイビングキャッチするなど2試合連続で好プレーを披露し、球場を埋め尽くしたファンを沸かせた。
そんなヌートバーの活躍を球界OBはどう見たのか。現役時代に最多勝や最優秀防御率など数々のタイトルを獲得し、引退後はダルビッシュ有(36)や田中将大(33)らを育てた佐藤義則氏が見解を語った。
ここまでの3試合で打率・455、2打点を記録する打撃については、「ヌートバーは振りに行ってやめることができるのが良いところ。だから低めの変化球を見逃すことができるので、三振をほとんどしない。あれができない選手が多い。振ることは簡単だが、そこから止めることができるのが大事。ヌートバーの出塁率の高さは、ここに集約されている」と佐藤氏と話し、1番打者として・571と高い出塁率を記録している要因を解説した。
また、佐藤氏は「守備面でも活躍しているし、1番としての仕事は十二分にこなしている。彼の存在は大きい。しっかりボールの見極めができていて、センターを中心に打ち返す打撃もできている」と話した。佐藤氏の目から見ても、侍ジャパンのリードオフマンとしてこれ以上にない働きぶりを見せているようだ。
最後に「ヌートバーはいい。空振りしてない。やっぱりボールの待ち方がうまい。ボールの軌道に目線がいってるから。ファインプレーもあったし、頼りになる戦力だ」と話し、佐藤氏は終始ヌートバーを称賛していた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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