ファン・デ・ベーク、マンUからフランクフルトへのレンタル移籍が正式決定…長谷部誠の同僚に

2024年1月1日(月)21時50分 サッカーキング

マンUでは出場機会に恵まれなかったファン・デ・ベーク [写真]=Getty Images

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 フランクフルトは1月1日、マンチェスター・ユナイテッドからオランダ人MFドニー・ファン・デ・ベークがレンタル移籍加入することを発表した。

 冬の移籍市場が開くと同時に、イングランドで燻る技巧派MFが、元日本代表MF長谷部誠の同僚となることが明かされた。両クラブの発表によると、ファン・デ・ベークのレンタル移籍期間は今シーズン終了時までのおよそ半年間。イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、フランクフルトは少額ながらもレンタル料を支払っており、ファン・デ・ベークがマンチェスター・ユナイテッドから受け取る予定だった給与の大半を負担するという。また、今回の契約には買い取りオプションも付随していると報じられた。完全移籍へ移行する際の移籍金は1100万ユーロ(約17億円)で、将来のパフォーマンスによって金額が上下する最大300万ユーロ(約4億7000万円)のアドオンが付いているようだ。

 ファン・デ・ベークは1997年4月18日生まれの現在26歳。アヤックスのアカデミー育ちで、順調にステップアップを果たすと、2015年11月にトップチームデビューを飾った。トップチームでも徐々に台頭し、2017−18シーズンからは不動の主力に定着。2017年9月にはオランダ代表に初招集され、11月にデビューも飾った。2018−19シーズンには公式戦通算57試合の出場で17ゴール13アシストを記録し、アヤックスの国内2冠(エールディヴィジ、KNVBベーカー)とチャンピオンズリーグ準決勝進出に大きく貢献。2020年夏に3900万ユーロ(現在のレートで約61億円)と見られる移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに完全移籍した。

 しかし、マンチェスター・ユナイテッドでは定位置の座を確保できず、アヤックス時代と比べて出場機会が大幅に減少。2021−22シーズン後半には同じイングランドのエヴァートンへのレンタル移籍も経験したが、ケガの影響もあってプレミアリーグでわずか7試合の出場にとどまった。2022−23シーズンに入り、アヤックス時代の“恩師”であるエリック・テン・ハフ監督がやって来ても状況は好転せず、同シーズンは負傷の影響もあって公式戦わずか10試合に出場したのみで終了。今季はプレミアリーグで1試合、カラバオ・カップ(EFLカップ)で1試合、合計わずか2試合の途中出場にとどまっていた。

 フランクフルトのスポーツディレクター(SD)を務めるマルクス・クレシェ氏は、ファン・デ・ベークのレンタル移籍加入を受けてコメントを発表。「ドニー・ファン・デ・ベークは我々のプレースタイルに完璧にフィットする選手だ。チームにとって重要なピースになってくれるだろう。彼は国際舞台での経験も豊富で、チームに良い影響を与えてくれる。ピッチの上では、何よりもゴール前で相手の脅威になれる選手で、我々の攻撃陣を強化してくれるはずだ」と期待を寄せた。

 今シーズンのフランクフルトは、ブンデスリーガ第16節終了時点で6勝6分4敗を記録。勝ち点「24」を積み上げ、6位でウインターブレイクに突入した。ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)でも決勝トーナメントプレーオフ進出を決めており、同ステージではベルギーのユニオン・サン・ジロワーズと対戦する。

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