公開された“生々しい傷”に悲鳴 グッドマンの近影に海外メディアも愕然「恐ろしい裂傷。本当に悲惨な瞬間だ」
2025年1月12日(日)12時24分 ココカラネクスト

井上との対戦に向け、闘志を燃やしていたグッドマン。(C)Getty Images
生々しい傷跡が事態の重さを物語っていた。
現地時間1月11日、プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)の次期挑戦者だったサム・グッドマン(豪州)が、10日のスパーリング中に負った左目上の裂傷の模様を複数の豪メディアが公開。大橋秀行会長が「前回の3倍、酷い傷だ」と伝えられた状態が明らかになった。
【画像】目の上がパックリ 痛々しい怪我を負ったグッドマンの近影をチェック
昨年12月にも同箇所をカットし、試合を延期していたグッドマン。ゆえに彼の左目付近は「治りかけの状態」であった。実際、本人は怪我をする直前に豪スポーツ専門局『FOX Sports』のフラッシュインタビュー内で「ちょっとした不幸な事故だった。一度止めてしまったから、またハードな練習に戻らなきゃいけなくなった。頭部への接触は少し控えているけどね」と説明。負傷箇所へのケアを行っていたことを明かしている。
それでも再び彼は痛めてしまった。豪紙『The Daily Telegraph』が公開した写真を見る限り、左まぶた付近にできた傷口はパックリと開き、赤く腫れあがっている。グッドマンのプロモートを務める豪興行大手『No Limit Boxing』のマット・ローズCEOが「本当に悲惨だ。傷の完治を期待するには手術を受けるしかない。カットした箇所が再び開くということは、明らかに皮膚が柔らかくなっているということだ」と強調するように、とても試合が出来る状態でないのは火を見るよりも明らかであった。
井上との大一番を何とか実施させるために焦っていたのかもしれない。グッドマンを襲った不運な怪我は、海外でも小さくない反響を呼んでいる。
英スポーツ専門ラジオ局『talk SPORT』は「恐ろしい裂傷を負った」と生々しい怪我の状態をリポート。「プロとしてのキャリアで最大の夜に向け、精力的に準備してきたグッドマンにとって、これは本当に悲惨な瞬間だ。しかし、彼のチャンスは、近い将来にはもうなくなってしまった」と本人の胸中を慮った。
整形手術から完全回復には、全治6か月が必要とも報じられているグッドマン。「人生で一番の試合」と位置付けていた井上戦の実現は、遠のいたと言うしかないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]