日ハム・伊藤 「監督指令」に改めて「NO」を突きつける理由

2023年1月19日(木)11時50分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 日本ハム・伊藤大海投手(25)が18日、札幌市内の球団施設で自主トレを公開した。プロ2年間でそれぞれ10勝をマークと順調に階段を上っている右腕は、3年目の目標に関して「ファイターズのエースになる」と高い目標を掲げた。

 オフに大きく刺激を受けた。年明けには、かつてのチームのエースで現在はメジャーで活躍するパドレス・ダルビッシュ有投手(36)と米カリフォルニア州サンディエゴで自主トレを共に行った。自宅で筋力トレーニングも行うなど朝から晩まで一緒に過ごすことで、トレーニング法含め、野球への取り組み方などかけがえのない時間を過ごしたという。

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 今季に向けては「生まれ変わるくらいの気持ちで今年はやっていく。1年かけてファイターズのエースになるんだという気持ち。頼れる存在、姿を目指していく」とキッパリ。チームにはエース格の上沢もいるが、勝ち星目標に関しても上沢より一つ多い「16勝」を掲げるなど、切磋琢磨していく姿勢を示した。

 一方で今回の「決意表明」でも浮き彫りになったのは伊藤の先発志向の強さだ。

 昨年、守護神を固定できなかったチームにおいては、優勝を目指す今季に向けて、新たな抑え候補選定が懸案事項となっている。伊藤も候補の一人として、新庄監督肝入りで昨年シーズン終盤は「守護神テスト」を課せられたこともあった。

 しかしここまでの強い意思を示すことで、伊藤の守護神起用は難しくなったという見方もある。

 「伊藤は繰り返し先発志望を直訴している。かつてのエース、ダルビッシュから受けた刺激もあるのだろう。あとは監督がどういった判断をするかが注目されそうです」(放送関係者)

 繰り返し、抑え拒否を打ち出す伊藤に関しては球界OBの間からも、新庄監督との「直接会談」などソフトランディングを勧める声もある。

 目指す優勝には安定した抑えが欠かせないとあって、果たしてシーズンでどんな選択をするのか。新庄監督の今後の言動にも引き続き、注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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