来オフFAの大谷翔平は「3球団による争奪戦か」 米識者が新たにパドレスが「全力を挙げる」と見解
2023年1月19日(木)16時34分 ココカラネクスト

(C)Getty Images
エンゼルスの大谷翔平は今シーズン終了後、フリーエージェント(FA)を迎えることもあり、来オフの他球団への移籍の噂が途絶えることはない。これまで、大型補強を続けているメッツや、同都市を拠点とするドジャースなどが有力視されてきた中、ここに来て大谷獲得を目指す、新たな球団名も報じられている。
米野球サイト『FANSIDED』が1月17日に配信した記事の中で、2023年シーズン終了後、パドレスが大谷の獲得に興味を示していると伝えた。
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記事の中では、MLBジャーナリストのボブ・ナイチンゲール氏が「パドレスは来オフのオオタニの獲得において、ディビジョンライバルであるロサンゼルス・ドジャースにとって最も厳しい競争相手になる」と語ったと記している。
さらにナイチンゲール氏が、パドレスが多くの選手を獲得してきている今オフに続き、今後も大谷獲得に向け「全力を挙げる」と見込んでいるとして、その上で同メディアも「エンゼルス、ドジャース、パドレスの3球団による南カリフォルニアでの争奪戦が勃発する可能性は高く、その戦いに勝利した者は、彼を獲得するために過去最高額の年俸を支払うことになる」と予想している。
また、同サイトで17日に配信された別のトピックではライターのペドロ・ルイス・モレイラ氏が、大谷が加入した場合のパドレスのラインナップについて言及。モレイラ氏は「ソト、オオタニといった左打者とタティスJr、ボガーツ、マチャドといった右の強打者の打線となり、このクオリティのラインアップを持つチームはどの投手にとっても恐ろしい存在になることだ。ボブ・メルビン監督にとっては贅沢な話だろう」と豪華な顔触れとなる打撃陣への期待を綴った。
パドレスは近年、FAやトレードで大物選手を獲得し続けており、2022年はリーグチャンピオンシップ進出を果たした。今オフにもザンダー・ボガーツと11年総額2億8000万という大型契約を結んでおり、MLB屈指のスター軍団と化してきている。来オフ、大谷翔平が加入となれば、さらに戦力は厚みを増すことは間違いない。
ポストシーズンでのプレーを求め、勝利への執念を隠すことの無い二刀流スターにとって、パドレスは最も相応しい球団と言えるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]