マルコ・アンドレッティが2024年体制を発表。ARCAとNASCARトラックシリーズに参戦へ

2024年1月20日(土)11時50分 AUTOSPORT web

 インディカーの常連であり、直近にはNASCARナショナルシリーズへの挑戦を続けているマルコ・アンドレッティが、2024年のシリーズ参戦計画を発表。新たにクック・レーシング・テクノロジーズからARCAメナーズ・シリーズとNASCARクラフツマン・トラック・シリーズのレースを組み合わせて走ることをアナウンスしている。


 高出力かつ低ダウンフォースの条件を揃えたARCAは、北米が誇る3大ストックカー・シリーズへの足掛かりとして確実に機能し、数多くの実力派ドライバーを輩出してきたが、2022年のスーパースター・レーシング・エクペリエンス(SRX)チャンピオンでもあるマルコはさらなるストックカー“武者修行”の場として、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでのARCA開幕戦(2月17日)を皮切りに全14戦への出場を予定し、36歳でのシリーズデビューを飾ることとなった。


 その一方で、昨季2023に引き続きNASCARクラフツマン・トラック・シリーズの7戦にも出場予定で、シボレー・シルバラードRSTの04号車をドライブし、3月23日のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で今季初戦を迎える。


「2024年のレーススケジュールに合わせて用意したプログラムには本当に満足している」と、策定されたスケジュールと参戦数に満足げなマルコ。


「このプランは、ARCAメナーズ・シリーズとNASCARクラフツマン・トラック・シリーズのレースをうまく組み合わせたもので、最大限のトラックタイムを提供しており、それこそが望んでいること。ストックカーに関する僕の不明な点の多くに答えてくれるはずだ」

2023年もインディ500に出走するなど、引き続きあらゆるカテゴリーへチャレンジを続けている
2023年もSpire MotorsportsからNASCAR Craftsman Truckに3戦出場し、2度のトップ20を記録した


 マルコのクルーチーフにはNASCARのベテランであるブルース・クックが就任し、トニー・スチュワートを皮切りにデイル・アーンハートJr.やケビン・ハーヴィック、ロス・チャステインらと仕事をしてきた実績を誇る。


「僕はさまざまなストックカー・シリーズにおけるすべての才能を尊重しているし、インディカーとSRXのメリットを活用してすぐに彼らのスポーツのトップに行くのではなく、彼らと同じ道のりを実行したいと思っている」と続けたマルコ。


 その言葉どおり、2022年にNASCARエクスフィニティ・シリーズでナショナルシリーズ初参戦を果たしたマルコは、昨季もスパイア・モータースポーツからクラフツマン・トラックに3戦出場し、2度のトップ20を記録している。


「ブルース(・クック)とチームと一緒にたくさん走ることを楽しみにしているし、僕らは最初からかなりの競争力を発揮できると確信しているよ」


 そんな冒険の相棒を務めるクックも「マルコと協力し、ストックカーのドライバーとして成長できるよう手助けすることを楽しみにしている」と応じた。


「ご存じのとおり、マルコは複数のレーシング・プラットフォームにわたって実績がある。ストックカーの世界でもう少しシートタイムと指導の機会を得られれば、彼は定期的に前線で競争できるようになると思っている」

トニー・スチュワートが創設に関与したSuperstar Racing Experience(SRX)では、2022年にチャンピオンを獲得
「2024年のレーススケジュールに合わせて用意したプログラムには本当に満足している」とマルコ

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