井上尚弥が電光石火のKO劇! 韓国挑戦者を4Rに“鮮烈の右”で粉砕 29勝26KOで防衛に成功

2025年1月24日(金)20時46分 ココカラネクスト

井上がさすがの強さを見せつけた(C)産経新聞社

 世界の頂点に立つ“モンスター”に隙はなかった。

 1月24日、東京・有明アリーナでボクシング4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)世界スーパーバンタム級タイトルマッチが行われ、4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が、WBO世界同級11位のキム・イェジュン(韓国)と対戦。絶対王者が圧倒的な強さを見せつけ、4回KOで防衛を果たした。

【動画】井上尚弥、電光石火のKO劇! 韓国のキム・イェジュンを沈めた戦慄の右ストレート

 当初、井上の対戦相手はWBO・IBF1位のサム・グッドマン(オーストラリア)だったが、グッドマンが左目上の裂傷で整形手術を要する大怪我を負ったために1月11日に対戦中止が決定。急きょ、リザーバーとして準備していたキム・イェジュンに変更となった。

 しかし、王者はこの緊急事態にも冷静に対応する。「10日前の相手変更は選手によっては対応できないかもしれない。でも、自分はどんな相手でも引き出しを多く持つことを意識しているので、全く何も思ってない」と語っていたとおり、試合序盤から圧力をかけていく。

 サウスポースタイルの相手に対してジャブで距離感を確かめ、タイミングを見たボディへの右ストレートで牽制。良好な仕上がりを感じさせる背中の筋肉がパンチで隆起する度、会場からは完成が上がった。

 2回に入ると顔面への右ストレート、左フックが炸裂するようになり、確実に相手を追い詰めていく。挑戦者の左ストレートを浴びるシーンもあったが、ガードを固めてあえて打たせることで相手を誘うような余裕もあり、試合はおおむね井上のペースで進んだ。

 そして3回、井上の必殺の左ボディが入るようになると、キム・イェジュンはこれを警戒。4回終盤に圧力を強め、最後は顔面への右打ちおろしで挑戦者を仕留めた。

 井上は、これで29勝26KOと無敗記録を継続。同階級に敵なしの状態は変わらず、フェザーへの転級が現実的に視野に入ってきた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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