トッテナム、7連敗中のレスターに白星献上…指揮官は選手を擁護「これ以上何かを求めることはできない」

　トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督がレスター戦を振り返った。26日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。

　プレミアリーグ第23節が26日に行われ、トッテナムはホームでレスターと対戦した。試合は33分にペドロ・ポロのクロスをリチャーリソンが頭で押し込み、トッテナムが幸先よく先制に成功。1点のリードを保って勝負はハーフタイムに突入する。しかし、後半開始から1分足らずでジェイミー・ヴァーディに同点弾を許すと、4分後にはビラル・エル・カンヌスから逆転ゴールを被弾。結局、そのまま試合は2−1で終了し、レスターが敵地で白星を掴み取った。

　レスター戦での黒星により、直近の4連敗を含むリーグ戦7試合未勝利となったトッテナム。さらに、リーグ戦7連敗中と降格圏に沈んでいた相手に9試合ぶりの白星を献上する形となった。インタビューに応じたポステコグルー監督は、「残念な結果だが、選手たちにこれ以上何かを求めることはできない。彼らは全力を尽くしているのに物事がうまくいかない」とコメント。「試合を決めるチャンスは確かにあったが、それを活かすことができなかった。努力が足りないというわけではなく、選手たちは全てを出し切ったのに一歩及ばなかった」と悔しさを滲ませている。

　また、チームが苦しむ要因については、「フットボールの技術的な要素に加えて、心理的な要素もある。この選手たちは状況を好転させるためにすべてを捧げてくれた。それ以上のことは求められない」と説明。続けて、「現実問題として2、3人の選手が今日100パーセントの状態でプレーできる状況ではなかった。これが私たちの置かれている現実だ」と負傷者の存在を嘆きつつ、「ファンやクラブは（そうした状況を）理解していると思うし、選手たちが全力を尽くしていることは認められているはずだ。彼らは本当に全てを捧げているし、努力が足りないわけではない」と教え子たちを擁護した。