巨人・堀田賢慎は無念の降板 リチャード弾で勝利可能性も船迫が打たれ、368日ぶり白星消滅
2025年5月18日(日)16時5分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人—中日(2025年5月18日 東京D)
巨人の6年目右腕・堀田賢慎投手(23)が18日の中日戦(東京D)で今季3度目の先発登板。5回2安打3四球2失点で降板した直後に自身の代打・リチャードが逆転3ランを放って試合をひっくり返して勝利投手の権利を得ながら、7回に船迫が逆転を許して白星が消滅した。
堀田はこの日勝てば昨年5月15日のDeNA戦(福井)以来368日ぶりとなる今季初勝利で、本拠・東京ドームではプロ6年目で待望の初勝利となるところだった。
2019年ドラフト1位の堀田は22年に2勝、24年に3勝をマーク。今季は2度の先発を含めて試合前まで6試合に登板したが、0勝1敗、防御率6.06で、前回先発登板した11日のヤクルト戦(神宮)では0—0のまま迎えた6回、茂木に痛恨の2ランを被弾して降板し、たった一球に泣いて今季初黒星を喫した。
今季初先発だった4月27日の阪神戦(甲子園)では初回に1点先制を許し、5四死球を与えたものの、5回2安打1失点と粘投。1—1での降板だったため勝敗は付かなかったが、チームは代打・岸田の適時打で9回に勝ち越し、2—1で勝利をものにしている。
なかなか勝ち星に恵まれないなか、阿部慎之助監督(46)はヤクルト戦の試合後に「賢慎が将来的にスーパーピッチャーになれる素質があるからあの一球で負ける。ボール球を放れなかった、そこは反省しないといけない」と期待が大きいからこそあえて苦言を呈していたが、なんとも複雑な試合内容となった。
堀田の投球内容は5回で打者20人に対して82球を投げ、2安打2失点。4三振を奪い、与えた四球は3つ、直球の最速は149キロだった。
▼堀田 立ち上がりは良かったですが、回を重ねるにつれてボール先行になり苦しい投球になってしまった。チームが勝てるように応援します。