アーセナルMFへの退場判定で主審が脅迫被害に…審判協会が声明「調査を開始した」

2025年1月27日(月)15時57分 サッカーキング

主審を務めたオリヴァー氏 [写真]=Getty Images

 プレミアリーグで審判を務めているマイケル・オリヴァー氏が、脅迫被害に遭っていることが明らかになった。26日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 プレミアリーグ第23節が25日に行われ、ウルヴァーハンプトンとアーセナルが対戦し、1−0でアウェイのアーセナルが勝利を収めた。この試合では両チームに1人ずつ退場者が出たが、43分にアーセナルのMFマイルズ・ルイス・スケリーが一発退場となった場面が話題になっている。

 同場面はアーセナルのコーナーキックをウルヴスが跳ね返し、カウンターに移行しようとしてスピードに乗ったマット・ドハーティに対して、ルイス・スケリーが足をかける形で攻撃を阻止していたが、主審を務めたオリヴァー氏は迷わずレッドカードを提示。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のダレン・イングランド氏もこの判定を支持したことで、そのまま退場となっていた。

 試合後、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は「本当に激怒している」などと判定に不満を爆発させるなど、コメンテーターからも判定には疑問の声が上がっていたが、この判定をめぐってオリヴァー氏は脅迫や暴言の被害に遭っているようだ。

 このような状況を受け、イングランドのプロ審判協会(PGMOL)は「マイケル・オリヴァーに対する脅迫と暴言に愕然としている。過去24時間にわたってマイケルとその家族に向けられた忌まわしい攻撃は言うまでもなく、いかなる審判へのいかなる形の虐待を受けるべきではない」と声明を発表した。

 さらに、「多数の調査が開始されている」とし、「私たちはマイケルと、影響を受けたすべての人々を支援し、この容認できない行為に取り組んでいく決意だ」と明らかにしている。

 また、プレミアリーグも「マイケル・オリヴァーに対する脅迫と虐待を強く非難する。いかなる審判もいかなる形の虐待を受けるべきではない。私たちはマイケル、PGMOL、そしてすべての調査に引き続き協力していく」と声明を発表している。


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