阪神・サトテル 初日から受難 指揮官から「ダメ出し」受けた理由

2023年2月2日(木)12時24分 ココカラネクスト

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 様々な話題で盛り上がった各球団のキャンプイン初日。阪神ではあのロマン砲に厳しい目が向けられた。

 岡田彰布監督(65)らが見守った屋外フリー打撃練習で注目を集めたのは佐藤輝明内野手(23)だった。68スイング中、柵越えは0本。キャンプ初日ということはあるが、打球の飛距離、勢いには佐藤輝らしさが感じられない。スイング中にはバットを折る場面もあった。スイングがうまくいっていないのは、バッティングケージ内で納得いかない表情を浮かべた佐藤輝の苦々しい表情からも明らかだった。

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 「あんだけ手が長かったら、ホントやったらもっと前で打たなアカンわな…」と岡田監督も打撃フォームの問題点を指摘した。

 原因は球界きっての強打者、ソフトバンク・柳田悠岐外野手(34)と今オフに行った合同自主トレにもあったようだ。

 同じ左の強打者として尊敬する柳田と共に練習を行ったことで、刺激を受けた部分もあったと見られる。ただ、岡田監督はその柳田を引き合いに出しつつ「柳田は引きつけて打つ方。それはやめろと言っている」「打つポイントが悪い」「正反対」と指摘の声はやまなかった。

 早速、岡田監督の横で練習を見守った今岡打撃コーチもすぐに佐藤輝に修正を指示。フォーム修正に取り組むことになった。

 岡田監督が佐藤輝にここまで厳しい視線を向けるのも主軸として期待するからこそのこと。昨秋のキャンプでは、体力不足を厳しく指摘した場面もあった。チーム構想では「一塁・大山」「三塁・佐藤輝」は固定、共に和製クリーンアップを務める主力として期待を集めている。佐藤輝は秋の「失策」をいかに春キャンプで取り戻すかに注目が集まっていたが、初日からまたも厳しい叱咤の声。地道に信頼回復に取り組むしかなさそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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