ド軍指揮官 奪三振ゼロの佐々木朗希は「単純に調子が良くなかった。制球が甘かった」次回登板に期待

2025年5月10日(土)15時3分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ダイヤモンドバックス11—14ドジャース(2025年5月9日 フェニックス)

 ドジャースの佐々木朗希投手(23)が9日(日本時間10日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発。メジャー初勝利を記録した3日(同4日)のブレーブス戦から自身初の中5日だったが、4回0/3を5安打3四死球5失点で降板して2勝目を逃した。初回に初の1イニング2本塁打を浴び、奪三振ゼロはNPB時代を通じて初めてだった。

 自軍が1点を先制した初回、1死から2番・マルテに同点ソロを浴びて5試合連続被弾。5番・スアレスにも2ランを叩き込まれ、いきなり3失点で逆転を許した。いずれも直球だった。8—3で迎えた4回には先頭・スアレスの二塁打から内野ゴロの間に1点を失い、5回に先頭打者を四球で歩かせると交代を命じられた。2番手のバンダが2死満塁から同点満塁弾を浴び、5点のリードは消し飛んだ。

 ドジャースのロバーツ監督は佐々木について「最初から少し苦しんでいるように見えた」と振り返った。「20人の打者と対戦して三振が一つもなかったという事実からも分かるように、相手打者が良いスイングをしていたし、彼自身、今日は打者を仕留めるための決め球や鋭さを欠いていた。ですので、あの時点で交代すべきだと判断しました」と5回途中61球での交代を説明。「単純に今夜は特に調子が良くなかったということだと思います。ストレートもスプリットも、全体的に制球が甘かったように見えた」と分析し「ただ、体力的に消耗はしていないはずなので、次回の登板ではまた万全の状態で臨んでくれることを期待します」とローテーションは崩さない方針を示唆した。

 さらに「今夜の朗希は、実際に多くの打者を2ストライクまで追い込むことには成功していました。でも、例えば5回のマルテへの打席のように、カウント0-2から2-2になってしまうような場面もあって、本来有利な状況を活かしきれなかった」と分析。「2ストライクに追い込んだ後にしっかり仕留めきれなかった、そこが今夜の課題だったと思います」と総括した。

スポーツニッポン

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