山本由伸 6回1安打無失点6奪三振で4勝目! 両リーグトップ防御率0.90、月間MVPの力示す

2025年5月3日(土)11時53分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース2ー1ブレーブス(2025年5月2日 アトランタ)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が2日(日本時間3日)、敵地でのブレーブス戦に先発。6回1安打無失点、6奪三振の好投で4勝目を挙げた。防御率は1点台を下回り、0.90でナ・リーグトップを守った。

 初回を危なげなく終え、リズムをつかんだ。先頭のバードゥーゴをカットボールで投ゴロに仕留め、続くライリーはスプリットで見逃し三振。3番・オズナには11球粘られて、最後は四球で出塁させたが、オルソンを遊直に打ち取ってスコアボードの左端に「0」を入れた。

 2回には先頭のマーフィーが放った速度106,4マイル(約171.2キロ)の右肩口へのライナーを直接キャッチ。投直で先頭打者を打ち取り、打球とともにペースをもつかんだ。3回は1死から2者連続三振。4回も1死一塁から2者連続三振。全く付け入るスキを与えず、先発としての責任投球回を投げ切った。6回2死からこの日初安打となる二塁打を許したが、ここまで2四球のオズナを三ゴロに打ち取り、得点は許さなかった。

 7回にイェイツが1点を失ったが、8回をスコットが零封。8回終了時に降雨が強くなり、1時間13分の中断を余儀なくされたが、9回はフィリップスが締めた。リリーフ陣がリードを守り切り、今季2度目の6連勝。今季最長となるビジターでの10連戦を白星からスタートさせた。

 試合前、ナ・リーグの3、4月の月間最優秀選手(MVP)を受賞。日本投手としては5人目、自身初の栄誉だった。試合前の時点で、6試合に登板して3勝2敗、両リーグトップの防御率1・06。抜群の安定感が評価された。

 前回登板4月25日(同26日)のパイレーツ戦では、メジャー移籍後ワーストで、オリックス時代の22年8月2日西武戦以来3年ぶりとなる1試合4四球と制球に苦しみ、5回5安打3失点で今季2敗目を喫した。不本意な内容だったが、同じ失敗は繰り返さなかった。野茂英雄がドジャースでメジャーデビューしてから、この日で30年。記念すべき日にドジャース先発陣の柱は、持ち味を存分にマウンドで表現した。

スポーツニッポン

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