亜大 エース・斉藤汰直復活で6季ぶりV王手 巨人スカウトも敵将も絶賛の8回1失点11奪三振
2025年5月11日(日)5時0分 スポーツニッポン
◇東都大学野球 亜大2−1青学大(2025年5月10日 ジャイアンツタウンスタジアム)
1回戦3試合が東都リーグ初のジャイアンツタウンスタジアムで行われた。亜大は今秋ドラフト候補のエース・斉藤汰直投手(4年)が8回を2安打1失点、11奪三振の好投。5連覇を目指す青学大に2—1で競り勝ち、開幕からの連勝を7に伸ばした。青学大に11日も勝てば、22年春以来6季ぶりの優勝が決まる。
離脱していた斉藤が青学大との首位攻防戦でエース復活を印象づけた。開幕戦で右手中指の爪が割れ、約1カ月ぶりの登板。「凄く緊張した」と振り返ったが、ブランクを感じさせない。8回を2安打1失点。最速152キロの直球とフォークを武器に、4者連続など自身3度目の2桁となる11三振を奪った。
「追い込んだら低めに集めることをイメージした結果、三振につながったと思います」。視察に訪れた巨人の木佐貫洋スカウトも「非常に角度があり、フォークも良かった」と絶賛。青学大の5連覇を阻止する6季ぶりの優勝へ王手をかけ、正村公弘監督は「優勝はみんな意識しています。明日一戦必勝で戦っていくしかない」と気を引き締めた。 (小林 伊織)
▼青学大・安藤寧則監督(亜大の)斉藤は東都を代表するいい投手。簡単には打てない。