広島・床田の「奪三振0完封」は球団43年ぶり5人目 ノーヒットノーラン級の希少な記録
2025年5月3日(土)19時43分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 広島2—0中日(2025年5月3日 マツダ)
広島は接戦を制し、連敗を「7」で止めた。0—0の3回2死三塁で4試合ぶりに先発出場の中村奨が決勝の右前適時打。これが今季初打点となった。1—0の6回は2死一、二塁から末包が左前適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。
投げては先発・床田が安定した投球を披露。5回まで中日打線をわずか1安打に抑え、圧倒。7回は先頭の上林にセーフティーバントを決められ、初めて回の先頭打者の出塁を許したが、ボスラーを右飛、カリステを遊ゴロ併殺に仕留めた。ストライク先行の投球で前回4月26日のDeNA戦に続く2試合連続の完投で3勝目を挙げた。
床田は奪三振0で完封勝利となった。0三振での完封勝利は広島では59年備前喜夫、61年弘瀬昌彦、80年北別府学、82年山根和夫に次いで43年ぶり5度目。左腕では球団史上初となった。奪三振0での完封勝利は2リーグ制以降82度目。2リーグ制以降81度あるノーヒットノーラン級に達成が難しい珍記録だ。