「見やすかったので」燕の“レジェンド”捕手が助言→即修正 球界最年長左腕に向け「さすがですね」
2025年2月5日(水)5時30分 ココカラネクスト

石川の投球を右打席に立ってチェックした古田臨時コーチ(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
ヤクルトの1軍春季キャンプが2月4日、第2クールに突入し、ともに球団OBの古田敦也氏と真中満氏が臨時コーチとして合流した。
古田臨時コーチはブルペンを視察し、「皆さん仕上がりも良くて、ブルペンもすごく元気があったように感じました」と感想を述べると、45歳のベテラン・石川雅規のブルペン投球を右打席に入ってチェックした。
【動画】熟練の投球!石川雅規の奪三振シーン
球界最年長左腕の投球については「非常に元気良くといいますか、健康的に投げている姿を見てるだけでも非常にいいし、本人も楽しそうにやっていたので、調子も良さそう」と、現役時代に何度もバッテリーを組んだ間柄だけに、嬉しそうに投球を振り返った。
また、石川が投げていた「遅めのシンカー」について指摘し「見やすかったので、ちょっと握り替えた方がいいんじゃないか?」と助言したことを明かすと、「彼ね、すごいね。すぐに握り替えて同じような球を投げるからね。それで(縫い目が)見えなくなりました。さすがですね」と、変化球は縫い目が見えやすいと相手打者が判断しやすいことから助言を送ったが、石川はすぐに修正を施し、古田臨時コーチを唸らせていた。
また、小川泰弘の投球もチェックし、昨季は2勝5敗と苦しいシーズンを過ごした右腕に向けて実戦的な話をしたという。
8月には還暦を迎える古田臨時コーチだが、今キャンプもブルペンで投手の球を受ける予定。課題の投手陣再建へ、今年も“レジェンド”が一肌脱ぐ。
[文:別府勉]